(最終更新日:2016年6月29日)
一般的に、ミルクを飲んでいる赤ちゃんに比べると母乳育児の赤ちゃんは腸内環境が整っているので便秘になりにくいといわれています。
母乳で育てているのに、赤ちゃんが数日間ウンチをしなかったり、順調に毎日数回ウンチをしていたのが急に回数が減ったりすると便秘を疑って心配になりますね。
母乳なのに便秘になる原因と対策をご紹介します。
母乳で便秘になる原因とは?
母乳栄養の赤ちゃんはミルクの赤ちゃんに比べてウンチの回数が多めで、柔らかい便なのが特徴です。
母乳に含まれているオリゴ糖が腸の善玉菌であるビフィズス菌を増やす役割をしているので、腸内環境が整っていて便秘になりにくいのです。
それでも母乳の質や量によっては赤ちゃんが便秘になることがあります。
・母乳不足が原因
飲んでいる母乳の量が足りないと、カスとして出る便の量も少なくなるので何日もウンチが出ないことがあります。
・お母さんが食べたものが原因
お母さんの食生活によって母乳の質に影響があります。
脂っこいものや乳製品を食べるとドロドロした母乳になります。
赤ちゃんは吸いにくいドロドロの母乳を頑張って飲むので必要以上に体力を使って汗をかいてしまい水分不足になりがちです。
水分が不足すると便秘になりやすいです。
原因に対しての対策はこれ♪
母乳が不足していて赤ちゃんが便秘なのかも?と疑ったら、赤ちゃんの体重をはかってみましょう。
順調に増えているようなら、ちゃんとおっぱいを飲めているので心配ありません。
母乳の質に問題がある、と自分の食べたものに思い当たることがあれば、食生活を変えましょう。
和食中心の食事にして食物繊維を多めにとり、乳製品や甘いもの、あぶらっこい食べ物はしばらく我慢します。
どうしても食べるのであれば食べ過ぎに注意するように。
◇おすすめの便秘解消法
・水分不足かもしれないと思ったら白湯を飲ませるといいです。
・赤ちゃんに運動させてあげると、ウンチが出やすくなります。足を動かしてあげたり、うつぶせにして腹筋に刺激が加わるようにしてあげましょう。
・お腹のマッサージをしてあげるのも便秘解消につながります。優しく時計回りにのの字マッサージをします。押さないように、優しく優しく。
まとめ
母乳は消化吸収が良いのでウンチの元となるカスが少なく、ある程度量がたまらないと排便しない体質の赤ちゃんもいます。
数日出ていなくても、出てきたウンチが柔らかいようなら便秘ではありません。
何日も出ていないからといって便秘だというわけではないので、ウンチの様子や赤ちゃんの機嫌をチェックするようにします。
便秘かどうかの判断ができないときは病院で診てもらうのも必要です。
他にも保健師さんや保育士さんなど周りに相談できる人がいれば気軽に聞いてみましょう。
赤ちゃんの便秘は心配ですが、深刻になりすぎず、自己判断に任せられないときは相談できるところで聞いてみるのも解決につながります。
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