冬場になると窓周りの結露が鬱陶しくありませんか?放っておくとカビの原因になります。
そんな結露対策やカビ対策に推奨されるのが除湿器なのです。
でも、「冬場に除湿器?」と疑問に思う人も多いでしょう。これにはちゃんとした理屈があるのです。
『結露ができるメカニズム』を通して疑問を解消していきましょう!
Contents
結露ができるメカニズムは?原因は温度差だった
結露が出来るメカニズムの前に、『飽和水蒸気量』の説明をしなければなりません。
空気は温度に比例して、水蒸気の含有量が決まっています。
その温度に対しての空気が含ませることのできる水蒸気の限界値。これを飽和水蒸気量と言います。
ここに達すると、空気に含まれる水分が水蒸気になれず、仕方なく液体になってしまうのです。
これを踏まえて、結露のメカニズムを説明しますと、仮に飽和水蒸気量に達した空気が存在し、
そこに温度の低い物体を持っていくと、その周りだけ限界値が低くなっているため、水蒸気が一斉に液体となるのです。
つまり、空気と物体の温度差と湿度の関係によって結露は生まれるということですね。
結露を放っておくと何でカビの原因になるの?それはカビの性質にあった
カビが出来やすい環境は人間の住みやすい温度(20℃台)で湿度が高め、という環境になります。
実はこの状況というのは、めちゃくちゃ『結露』が生まれやすい状況なんです。
冬場は室内が20℃台。かつ加湿器で湿度を高くする家庭も多いです。
先ほどお伝えしたように、外気は室内に比べ低い温度で、ここには温度差が生まれます。
つまり必然的に結露ができる訳です。
『カビの出来やすい環境』&『結露の出来やすい環境』が備わっているため、爆発的にカビが生まれるんです。
だからカビの原因になると言われています。
だから冬でも除湿器が大活躍!
結露のメカニズムとカビの性質を知ると、冬に除湿器が必要な理由が分かるでしょう。
たとえ温度差があっても、湿度が低ければ結露は出来ません。
その状況を作るために、除湿器は欠かせないのです。
ちなみに、使用する除湿器には2つ種類があります。
1つが過冷却をして飽和水蒸気量を減らす『コンプレッサー方式』。
もう1つが、除湿剤を使って湿気自体を取り除く『デシカント方式』。
冬の場合には、この『デシカント方式』を使ったほうが、寒い思いをせず快適に過ごせるでしょう。
まとめ
冬場に除湿器を使ったほうがいい、ということは理解いただけたでしょうか。
除湿器を使ったほうがいい理由は結露対策だけではありません。
実は、冬は外で洗濯物を干すより、除湿器を使って室内で干したほうが、断然乾きが早いのです。
冬にも快適ライフを求めるのなら、取り入れてみるのもいいかもしれませんね。
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