足がモジョモジョして気持ち悪いムカデ…
中には好きな人もいらっしゃるかもしれませんが…
ですが、好きな人も嫌いな人も
「ムカデに噛まれたら大変なことになる！」
という知識はお持ちですよね？
私も「噛まれたら大変！」とは思っていても
実際にはどの程度のものなのか見たことも無ければ経験もありません。
今回はムカデに刺された（噛まれた）場合の対処法についてお伝えしたいと思います。
Contents
ムカデの種類や発生時期(活動)は？
ムカデは北海道にはいないようですが、
その他の府県の湿った場所ではどこでも生息しているそうです。
一言でムカデといいますが、
実はムカデにもいろいろ種類があるんです。
■トビズムカデ
体長10～15cmで比較的大型
黒緑色の体をしており、黄色～朱色の21対の脚がある
■アオズムカデ
体長8～10cm
黒緑色の体をしており、黄色に少し赤が混ざった色の21対の脚がある
■アカズムカデ
体長4～7cmの小型
黒っぽい体をしており、頭部と23対の脚は赤～オレンジの色をしている
■タイワンオオムカデ
体長21～25cmの日本最大のムカデ
頭部・尻部は鮮やかな赤、胴体は黄褐色で体節ごとに黒い横縞がある
5月頃から夏にかけて繁殖が盛んになり
出没することも多くなるムカデは
基本的に夜行性なので、昼間は倒木や石、落ち葉などの中、植木鉢の下なんかに潜んでいます。
ムカデに刺された(噛まれた）時の応急処置方法とは？
■家にすぐ戻れる場合
43度以上、ヤケドしない程度のお湯で
5分以上洗い流してください。
お湯の温度が下がると効果がないので、
シャワーや水道の蛇口のところで洗い流すようにしてください。
ムカデの毒は熱に弱く、43～46度で消滅します。
逆に40度以下の低い温度のお湯だと
毒が活性化して痛みが増しますのでご注意下さい。
アルカリ性の物で洗うと酸性の毒と中和するので、
弱酸性ではないシャンプーや
石鹸を使うとさらに効果がＵＰします。
■シャワーや水道がない場所の場合
この場合も応急処置としては
43～46度のお湯で洗い流すことです。
コンビニにはポットを設置しているところが多いので、
事情を話してお湯をわけてもらいましょう。
無理な場合はアツアツに温められているホットのお茶を買ってかけてもいいです。
【ムカデ刺されたときの応急処置法】 お湯で酵素毒を失活させる
■洗い流した後は？
ステロイド系の外用薬を広範囲に塗ってください。
普通に薬局で購入できますので外でも対応できますよね？
どんな市販薬が使えるのかは後の項目でご紹介したいと思います。
ムカデに刺された(噛まれた)時にやってはいけない事とは？
■絶対に冷やしてはいけません！
蚊に刺されてもすることかもしれませんが
「腫れたら冷やす」というイメージをもっている人は多いかと思います。
ですが、ぬるいお湯で洗ってはいけないということを前の項目でもご紹介しましたが、
温度を下げると痛みがましてしまいます。
ひどいと痙攣をおこしてしまう人もいるそうです。
■毒を口で吸い出してはいけません！
これは口の中に毒を入れる行為と同じです。
ムカデの毒は口の中に入ると
悪寒や嘔吐、ひどいと気道閉鎖をおこす危険があります。
だからといって手で絞り出す行為も厳禁です。
これは毒の範囲を広げて腫れが酷くなることがある為です。
ムカデに刺された(噛まれた)時に使える薬とは？ムカデに刺された跡は？
ムカデに刺されたらどうなるかも一応ご紹介しておきましょう。
最初は上の写真の程度なのですが
じきに下のようになってしまいます。
ムカデに刺された（噛まれた）場合に塗る薬は市販の薬で十分です。
前の項目でご紹介したようにステロイド系の軟膏を塗っていただきたいのですが、
できれば強いステロイド剤を使用してください。
では、強いステロイド系の軟膏をいくつかご紹介したいと思います。
■ベトネベートＮ軟膏
■フルコートＦ軟膏
私の経験上、これらの薬はたいていどの薬局やドラッグストアにも置いています。
どうしてもない場合はステロイドの力は少し弱くなりますが、
メディクイック軟膏も使えます。
まとめ
ムカデに刺された（噛まれた）場合は
慌てずすぐに応急処置を行ってください。
ムカデがいそうな場所に訪れる際は
保温性のある水筒に熱いお茶やお湯を持っていくのもいいかもしれませんね。
ただし、
応急処置をしても腫れや痛みが引かず、
悪寒や嘔吐などの症状が出始めた場合はすぐに医療機関を受診してください。
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