蚊取り線香の効果はない?蚊以外は?効く時間と範囲

<スポンサーリンク>

<スポンサーリンク>

夏といえば。あの「プーン」という羽音、聞くだけで嫌になりますよね。

寝ている時に耳元でプーンという音がして、イライラした事はありませんか?知らない間に何ヶ所も刺されてしまい、かゆくて何にも集中出来ないって事ありませんか?

そんな蚊を退治してくれる、あの懐かしい香りの蚊取り線香。昔から愛用され続けていますが、果たして「蚊取り線香」は本当に効果があるのでしょうか?

蚊取り線香の効果が続く時間は?効き始めは?

かとりせんこう2
(引用元 https://flower.yodoyabashift.com/katorisenko.html)

蚊取り線香の主成分は、「ピレスロイド」という科学的に合成した殺虫剤です。このピレスロイドは、白花虫除菊(別名、除虫菊)という花に含まれている天然の殺虫成分「ピレトリン」に似せて作られた化合物です。家庭用として使われているほとんどの殺虫剤には、このピレスロイドが使われています。

「蚊取り線香」の煙そのものに、蚊を殺す効果があると思われがちですが、実は違います。実際には、煙が立ち上がる先端部分が熱くなる事で揮発する(液体が、常温で気体となって発散する事)、ピレスロイドによって殺虫効果があるようです。この成分は人間の体内に入っても、速やかに分解され、無毒化され、体外に排出されるので安心して大丈夫です。犬や猫にも同じように安全です。

<スポンサーリンク>

蚊取り線香の効果が続く時間はどれくらいなのでしょうか?商品によって時間は異なりますが、目安は次のようになるので参考にして下さい。

・大きいサイズ  12時間

・普通サイズ   6~7時間

・小さいサイズ  2~3時間

燃焼時間はパッケージに書かれているので、ちゃんとした時間が知りたい人は確認しましょう。だいたい1時間で10㎝ほど燃焼するのでこれを覚えておけば、あとどれくらいもつか等、時間の目安に役立つかもしれませんね。

蚊取り線香が効く範囲は、半径2~3m程で、6畳程の部屋ぐらいでしょう。しかし、バーベキューやキャンプ等の屋外で使う時は、広範囲すぎてあまり意味がないようです。「ピレスロイド」は、煙と違い、目に見えません。線香が燃えている燃焼部分の2cm手前ぐらいから成分が広がっていくので、蚊取り線香に火をつけたからといってすぐに効果がある訳ではありません。空気中の殺虫成分の濃度によって効き目が変わってくるので、部屋全体に行きわたるまで様子をみましょう。

もし広い場所や風通しの良い場所で使うなら、複数個を同時に使うと効果があるので試してみて下さい。

蚊取り線香はそのままで煙がなくても効く!噂の真相は?

蚊取り線香3
(引用元 http://kazuch.com/)

蚊取り線香は、火を付けずそのまま置くだけでも殺虫効果があると聞いたことはないでしょうか?

確かに、蚊取り線香から出る煙が蚊を殺す訳ではありません。しかし、殺虫成分の揮発温度は約50度と言われています。つまり、気温よりも高く、燃えている線香よりは低いということです。ですので、もし袋から出して置いたとしても通常の気温の所では殺虫成分は揮発せず効果はないでしょう。

しかし、真夏の炎天下に置いて、その条件を満たしていたとしたらほんの一瞬で殺虫成分が全て気化してしまうので、いくら安いからといってもそれは勿体ないのでやめましょう。

蚊取り線香を袋から出したら効き目はなくなる?

蚊取り線香 4
(引用元 http://blog.fc2.com/)

<スポンサーリンク>

メーカーによると使用期限はなく、乾燥した状態であれば時間が経過しても効能は変わらないそうです。梅雨の時期などは、湿気を避けるように注意しましょう。殺虫効果がどんどん落ちてしまい、火が付きにくくなってしまうので保管する時は、ジッパー付の袋に入れるなどして密閉した状態で保存するよう気を付けて下さいね。

蚊取り線香を効果的につかう方法は?

蚊取り線香5
(引用元 http://www.rakuten.co.jp/)

蚊取り線香を家の中で使うなら、蚊の侵入が考えられる所に置くようにしましょう。

蚊取り線香の効果は、殺虫成分の空気中の濃度が濃いほど高くなります。部屋の換気状態にもよりますが、エアコンを使用して、閉め切った部屋で使うのが効果的です。更に、より効果的に使いたいなら、風上に置くようにしましょう。部屋の中なら、窓のそばやエアコンの風が当たる場所がベストポジションです。

屋外でも、風向きに注意して、風上に置くようにすると良いですね。

蚊取り線香とリキッドタイプとスプレー!効き目の範囲の違いは?

蚊取り線香6
(引用元 https://www.amazon.co.jp/)

蚊取り線香には、蚊を殺すだけではなく、蚊を近づけないようにしたり、隠れている蚊を追い出したり、また蚊が卵を産みそうな場所に置いておくと、卵を産む事が出来なくなり蚊の発生を抑えたりする効果があります。効果が期待出来る部屋の広さは6畳くらいでしょう。

リキッドタイプは、電気で温めて薬剤を蒸散させます。コンセント式と電池式があり、つけている間ずっと効果が持続します。匂いや煙が気になる人にはおすすめです。効果が期待出来る部屋の広さは4.5畳~8畳です。

ワンプッシュスプレーは、ワンプッシュするだけで12時間~14時間も効き目が持続します。火も電気も電池もいらずコンパクトなので持ち運びにも便利です。4.5畳~8畳程度の密閉空間で使うと良いでしょう。人の出入りが多い場所では、空気中の薬剤が外に出てしまうので、こまめにスプレーが必要なようです。

 

 このように、蚊取り線香リキッドタイプスプレータイプの効き目の範囲に大差はありません。それぞれにメリット、デメリットがあるので使う環境や場所、時間などとあわせて選ぶようにしましょう。

蚊取り線香は蚊以外にも効く?

蚊取り線香は殺虫成分があるので、他のハエなどの虫などにも効果があるように思ってしまいますが、蚊取り線香という名前通り蚊に効く程度にしか作られていないため他の虫には効果はないようです。蚊より小さい虫やコバエくらいなら効果があるかもしれませんが、あくまで蚊対策として作られている物ですので、他の害虫には効果がないと思っておいた方が良さそうですね。

蚊取り線香7
(引用元 http://flipbordnews.com/)

蚊はバケツや植木鉢の受け皿、空き缶などのちょっとした水たまりでも十分発生するので、水が溜まらないように心がけましょう。

更に、蚊取り線香を人が出入りする玄関に焚いておくと効果てきめんでしょう。匂いや煙が気になる人は、無臭の物や微煙の物も出ているので探してみると良いでしょう。

その他にもアロマの香りなど色々な良い香りの物も発売されているので、今年の夏を快適に過ごすためにも、あなたのお気に入りの匂いの蚊取り線香を見つけてみてはどうでしょうか?

<スポンサーリンク>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です