みなさんは
『夏至って何?』と
聞かれるとしっかりと説明ができますか?
私は「昼が長くて夜が短い」ぐらい
しか答えられる知識は持ち合わせていません。
そこで今回は『夏至』とはどういうものなのかを簡単に解説していきたいと思います。
Contents
夏至とは?名前の由来と意味とは?
二十四節気の一つであり、
夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分の四季の中央におかれた中気にあたります。
夏至は太陽暦では5月後半あたりをさし、
現在広まっている定気法では太陽の黄経が90°に達した6月21日ごろとされています。
夏至とは『日長きこと至る、極まる』
つまり、『一日が極めて長い』という意味があるということだそうです。
2016年の夏至はいつ?
2016年の夏至は6月21日です。
ちなみに2015年の夏至は6月22日でした。
なぜこのように日にちが固定されていないのでしょうか?
それは、
地球の公転軌道がまん丸ではなく楕円であり、
地球が太陽の周りを正確に365日で回ってはおらず、
365日5時間48分45秒という端数の出る時間で回っているため毎年少しずつズレが生じているのです。
昼が長いってどういうこと?日照時間も長い?
夏至には太陽の位置がもっとも高くなります。
ということは、それだけ太陽が出ている時間が長いということで太陽の光で明るくなっている昼の時間が長くなるということになります。
つまり『日照時間』が長いということになるのです。
昼の12時の時の太陽の高さも1年で最も高くなるので、
日時計で確認しても日の影が最も短くなります。日時計が設置されている公園などが近くにある人はぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか?
日時計平面夏至
https://youtu.be/MGu3TqMB-Mo
夏至と冬至の違い
夏至について説明してきましたので、
今度は夏至の反対の冬至について少しだけ説明してみたいと思います。
冬至は、太陽暦の11月後半をさし、
太陽の黄経が270°に達した日のことをいいます。
夏至とは逆で昼がもっとも短い日です。
では、夏至と冬至の日の出と日の入りにどのくらいの差があるのか見てみましょう。
2015年の例です。
【夏至】日の出:4時26分
日の入り:19時01分
【冬至】日の出:6時47分
日の入り:16時32分
日の出は冬至より夏至のほうが2時間21分早く
日の入りは夏至より冬至のほうが2時間29分早いことがわかると思います。
この差を計算すると4時間50分。
夏至のほうが日照時間が5時間近く長い、
つまり昼が5時間も長いということになりますね。
夏至の食べ物って何ある?
冬至といえば『かぼちゃ』を食べるとイメージがつくのですが、
冬至と同じように夏至にも何か決まったものを食べる風習はあるのでしょうか?
夏至の食べ物は地域によって風習が違うようです。
- 【北海道・東北】とくに無し
- 【関東】小麦餅
- 【福井県】サバ
- 【関西の一部】たこ ※奈良は関東と同様小麦餅
- 【香川】うどん
- 【愛知県尾張地方】いちぢく
まとめ
日頃生活をしているうえで、
これまで特に『夏至』というものを意識したことはありませんでしたが天体の動きを見ていると昼の長さの起点になる特別な日なんですね。
梅雨の時期とかさなっている為、
雨の日だとなかなか日の長さを実感しにくい夏至も多いかと思います。
出来ることなら夏至の日には晴れた空を眺めながら昼の長さを実感したいものですね。
コメントを残す