読書感想文の課題図書2016!小学生中学年あらすじと書きやすさ

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小学校生活も3年目、4年目になってくると、学習内容も難しくなり、学力にも差がついてきます。
特に、作文や読書感想文などの、「文章を書く」というものは、苦手意識を持ち始めるお子さんも多いですね。

今回は、夏休みの課題の中でも難しい、“読書感想文”
特に課題図書について書くときのポイントをふまえて、まとめてみたいと思いますo(^-^)o

 

小学中学年は読みやすさ重視で?

小学校中学年になると、夏休みの宿題の読書感想文にも文字数指定(原稿用紙の枚数指定)があることが多くなってきます

娘の学校は、12年生のときは、夏休みの読書を6冊以上、感想文は1冊につき3行程度と、長文の読書感想文を求められることはありませんでした。
ところが、3年生になった途端に、400字詰めの原稿用紙2~3枚と、指定されるようになりました。

「むむむ、これは読書感想文コンクールを意識してかな・・・?」

という感じです。

でも、急に「長く書け!」と言われても困ってしまいますね。

そこで大事なのは『本選び』
すっと読めて、心に“何か”はっきりと残るものを選びましょう。
その“何か”を感想文にまとめていくことになります。

原稿用紙2枚以上(800字以上)という文章量は、事前にきちんと構成を考えなければ書けません。
それでは、小学生中学年の課題図書の読書感想文の攻略法を一緒に考えていきましょう!

今年の34年生の課題図書はこちらです。

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  • 『二日月』いとうみく(作)/丸山ゆき(絵)
  • 『さかさ町』F.エマーソン・アンドリュース(作)/ルイス・スロボドキン(絵)/小宮由(訳)
  • 『木のすきなケイトさん』H.ジョゼフ・ホプキンズ(文)/ジル・マケルマリー(絵)/池本佐恵子(訳)
  • 『コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業』中村文人(文)

 

『二日月』は人の気持ちがわかる本?

【あらすじ】

夏木杏(なつき あん)は小学4年生。
1歳になる妹の芽生(めい)はまだ歩けない。妹が生まれるとき、とても楽しみだった。
親友の真由が妹と仲良くしてるのがずっとうらやましかったから。
でも、私の妹は、障がいがある。ミルクもうまく飲めないし、大きくなれないかもしれないと先生に言われた。
ママは芽生が生まれてから、妹のお世話で大変。
私のことも見て欲しいけど、がまんしなきゃ・・・。

妹の障がいに向き合いながら、さみしさや、やるせなさを感じながらも、親友の優しさに触れ、家族と共に成長していく杏の物語です。

<難易度★★☆☆☆>

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(引用 https://www.amazon.co.jp/

【読書感想文に選ぶなら】

優しい表紙から、ほのぼのするお話かと思ったら、かなり重いテーマの物語です。
読み始める前の表紙を見ての印象と読み終わった後の印象がどう変わるか考えてみるのも良いかと思います。

主人公、杏の、揺れ動く気持ちがストレートに描かれているので、同じ年頃のお子さんは、共感しやすいと思います。

“もし、自分の妹(弟)に障がいがあったら・・・”
“妹(弟)せいで、お母さんが自分の方を見てくれないと感じたら”
“わがままを言いたいけど、言えない。がまん・・・がまん・・・”
“友達が障がいのある子を見て「普通じゃない子」と言ったらどう思うか”

いろいろな視点で「もし自分が杏だったら」と、想像することは難しくないでしょう。

また、タイトルの『二日月』の意味が最後の方に出てきますが、(大人が読めばすぐわかります)そこを読み取れるかも、ポイントになるかもしれません。

☆ヒント☆

“真っ暗で何も見えなくなる時があっても、必ずまた満ちていく”月も心も

 

これぞ純粋小説!『さかさ町』のあらすじは?

【あらすじ】

すべてのことが逆さまな町があったら、どんなに楽しいでしょう。
文字は全部逆さまに書いてあり、家も逆さまに建っています。
子供が働いて、大人は遊んで暮らし、野球は点が入らない方が勝ち。
学校では忘れることを勉強します。

おじいちゃんのうちに向かう途中、汽車の故障で『さかさ町』に一泊することになったリッキーとアンの兄弟が体験する不思議な町のお話です。

<難易度★★★★☆>

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(引用 https://www.amazon.co.jp/

【読書感想文に選ぶなら】

本の中のイラストが可愛らしく、最後まで楽しく読みすすめられます。

これは、子供が読んだときと、大人が読んだときでは、感想が全く違うものになりそうな本です。
大人の方が途中で頭がこんがらがってしまいそう・・・。

柔軟な発想の子供の方が読後の感想は面白いものが出てきそうです。

お子さんが読み終わって“最初”になんて言うかをぜひ書き留めて、そこを掘り下げていくと良いと思います。

「常識ってどういうこと?」

当たり前だと思っていたことが、そうではなかったら、どんなところが楽しくて、どんなところが困ってしまうでしょう?

色々な世の中の仕組みを知らない方が素直に感想文は書けると思いますが、もし、大人の方がアドバイスをされるなら、“常識”を忘れて空想してください!

 

『木の好きなケイトさん』は実話?

【あらすじ】

1857年生まれ。キャサリン・セションズ、通称”ケイトさん”

彼女は森の中で遊び、木が友達でした。そして、木の勉強が何より好きでした。しかし、大人になって、木のない町で暮らすことになり・・・。

砂漠の町、サンディエゴを緑あふれる町に変えるために尽力した女性の半生の伝記絵本です。

<難易度★☆☆☆☆>

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(引用 https://www.amazon.co.jp/

【読書感想文に選ぶなら】

自分の好きなことで人のために何かできる人になって欲しい。
私利私欲が強い現代の多くの人にこそ読んで欲しい絵本です(^^)

自分の好きなことはなんだろう?
それで、誰かのために、何かができるだろうか?

自然の大切さ、一度決めたことをやり抜く心の強さ、学ぶことの大切さ、あきらめない姿勢など。
ケイトさんの生き方から、どんなことを大切だと感じたかを感想文にすると書きやすいと思います。

絵本なのでサラッと描かれているので、ケイトさんの経歴(女性初の科学者として大学を卒業・学校の副校長だった)などを、補足してあげると良いかもしれません。

 

リサイクルの話『コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業』あらすじは?

【あらすじ】

「紙はゴミじゃない!」そう情熱を持って子供達に語りかける小六信和さん。通称“コロッケ先生”
古紙回収会社の社長さんです。

コロッケ先生の願いは、ゴミ箱に捨てられる紙を1枚でも減らすこと。紙を救うことなのです。

<難易度★☆☆☆☆>

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(引用 https://www.amazon.co.jp/

【読書感想文に選ぶなら】

「リサイクル」現代の子供たちは、あまりにも身近になったこの言葉の意味を、本当にわかっているでしょうか?

本を読む前に“リサイクル”について知っていることをメモしてみる→読んだあとにわかったことを書き出してみる。

こうすることで、分かっているようで、分かっていなかった“リサイクルの本当の意味”を感想文に取り入れてみてはいかがでしょう。

さらに、読み終わった“今”から「私にもできること」を盛り込んでみると良いと思います。

字も大きく、難しいことは書いていないので、本を読むのが苦手なお子さんにも読みやすいと思いますよ(*^_^*)

家の人に手伝ってもらいたくないという、プチ反抗期の子も多い『小学校中学年』
サクッと短く、的確なアドバイスで読書感想文のサポートをしてあげたいものです(´∀)

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