“過呼吸の原因って何?呼吸が苦しくなった時の対処法は?

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突然、呼吸がままならなくなり、息苦しくなってしまう、過呼吸。

どうやって対処したらよいのでしょうか?

 

 

過呼吸ってどんな呼吸・症状?

一般的に過呼吸と呼ばれる状態は、呼吸のしすぎで、血中の二酸化炭素が大量に排出してしまい、二酸化炭素不足になってしまう状態をいいます。

二酸化炭素が大量に不足してしまった血液は、アルカリ性になってしまい、息苦しさを感じたり、痺れ、痙攣、意識混濁、などの症状を引き起こしてしまうことがあります。

これは、脳の延髄が、血中がアルカリ性になったことにより反射運動によって、呼吸を止めるように指示を出し、血液中の二酸化炭素量を増やそうという働きと、その反射運動によって息苦しくなっていくと、脳の大脳皮質は、呼吸の異常と感知し、呼吸をするように促す、この二つの作用で、過呼吸の発作が起こってしまいます。

この発作が起こると血管が収縮してしまうため、手足のしびれや、痙攣などの症状が出てしまいます。

この過呼吸発作は、原因がほとんどが激しい運動で、陸上競技、水泳、サッカー、バスケットボールなどを行うと起こり易くなります。

これを過呼吸症候群といいます。

これとは別に過換気症候群というものがあります。

こちらは運動が原因ではなく、精神的なものが原因で過呼吸を起こすことを指しています。

症状は過呼吸症候群と一緒ですが、その原因となるものが異なってきます。

 

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過換気症候群になる原因は?

同じ過呼吸の発作ですが、運動が起因ではなく、ストレスが起因となって起こる過換気症候群。

そのメカニズムはどうなっているのでしょうか?

人間の生体リズムは自律神経が司っています。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、この二つが交互に優位にたつことにより、バランスを保っています。

活発に活動を行う日中は、交感神経が優位に立ちますし、リラックスしているときや休憩をとっている夜間は副交感神経が優位に立っています。

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(引用元:http://www.ninjin-ranking.com/)

ところが、過度なストレスを感じると、常に交感神経が活発化してしまいます。

ストレスが原因で過換気症候群になる場合、この交感神経が呼吸中枢を刺激してしまいます。

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(引用元:https://www.med.or.jp/)

脳内にある、呼吸中枢は自律神経によって機能しています。

簡単に言うと、息を吸うときは交感神経、息を吐くときは副交感神経からしじが出ているのです。

ストレスを過度に感じたときは、交感神経が活発化している、と先ほどかきました。

なので、息を吸う方が主になってしまい、血中の酸素が多くなり、二酸化炭素量が減ってしまう、という状況で過呼吸は発生します。

 

過呼吸になったときの対処法は?

過呼吸になっても、発作は30分から1時間で自然に治まります。

しかし、息ができない、という恐怖は死に直結している分、パニックになってしまうことが多々あります。

そうなると悪循環で、症状は落ち着かなくなってしまうので、まずは大丈夫、治まる、と落ち着くことが大切です。

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対処法としては、ゆっくりとした呼吸をすることです。

息を吸うのに1をかけたら、吐き出すのには2をかける。

この配分で呼吸をしていくと、自然と治まってきます。

何よりも落ち着くことが大切です。

 

過呼吸の間違った対処法がある?間違うと悪化してしまう?

以前はペーパーバック法といって、過呼吸の状態になったら口元に袋をあて、自分の呼吸を再度取り入れることで、二酸化炭素を取り入れる方法が取られていました。

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(引用元:http://wakuwakutrend.com/)

ところが、これだと酸素量が絶対的に不足し、本当に酸欠になってしまい、場合によっては危険を伴います。

このペーパーバック方法をする場合は、袋に空気の通り穴をあける、などの対処が必要なのですが、これは大きくても小さくてもダメなので、医者の判断が必要とされます。

過去には、ペーパーバック方法を行い、二酸化炭素量が多すぎてしまって窒息死した、という事例もありますので、過換気症候群の対処法としてはお勧めできません。

 

過換気症候群になりやすい人は?

なりやすい特徴というのがあるようです。

一般的に男性よりも女性。

老年層よりも若年層のほうがなりやすい、とされています。

また、性質としては、几帳面、神経質、心配性などがあげられます。

過呼吸になる起因としてストレスがあげられるため、過度なストレスをため込みやすい人は、なりやすい人と言えるでしょう。

中には何度も繰り返し起こしてしまう人もいます。

過呼吸発作を繰り返す場合は、別な病気が潜んでいる場合もありますので、一度心療内科を受診する事をお勧めします。

原因となる病気としては、不安神経症、パニック障害、神経循環無力症などがあります。

 

過呼吸にならないために普段から出来ることは?

過呼吸にならないためには、ストレスを溜めないように心掛けることが一番です。

自分なりのストレス解消法を探してみましょう。

また人間の生体に深く関わる自律神経を整えることが、とても大切です。

自律神経は日常生活に深く関わりがあります。

規則正しい睡眠、食事、適度な運動が自律神経を整えてくれます。

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(引用元:http://www.selfdoctor.net/)

また過呼吸を誘発するものとして、カフェインの取りすぎや、ニコチンの摂取なども挙げられます。

これらは、交感神経を活発にさせる作用があるためです。

過呼吸になったことがある人や、ストレスを溜め込やすいと思う人は、摂取に気をつけましょう。

また、泣く、という行為はストレス解消につながりますが、過呼吸にもつながる可能性があります。

むせび泣いて、呼吸がままならない、という状態です。

呼吸が不規則になると過呼吸になりやすくなるので、十分に気をつけましょう。

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