昆虫採集は男の子の大好きな遊びの一つです。
もともと狩猟採集は男子の本能!夢中になって当然!
これから本格的な夏、特に人気なのは『カブトムシ』ですね。
でも、虫に詳しくないママからすると、どうやって捕まえるのか?育てるには?エサは?
わからないことだらけですよね(>_<)
そこで今回は『カブトムシ』について大特集♪
ここでちょっと予習して
「ママってすご~い!!」と言わせちゃいましょう!
夏休みは家族で昆虫採集に行くと自由研究も出来ちゃうっていう嬉しいおまけもついてきますよ(^-^)
Contents
- 1 カブトムシの成虫飼育で必要なものは?
- 2 カブトムシはペットボトルで十分?
- 3 カブトムシの成虫が成長する温度と場所は?
- 4 カブトムシの成虫のエサはどれくらいあげればよい?交換頻度は?
- 5 カブトムシに霧吹きするとよいってホント?
- 6 野生のカブトムシの特性を知ろう!
- 7 カブトムシが獲れる時期と時間帯は?
- 8 カブトムシが生育している場所は?
- 9 カブトムシが好きな木はあるの?
- 10 捕まえ方のコツ!天気は関係あり?狙い目は雨上がり?
- 11 カブトムシの採集の服装は?
- 12 カブトムシの採集で必要な道具は?
- 13 カブトムシ採集方法!
- 14 自然を壊さないようなマナーでカブトムシ採集!
- 15 カブトムシトラップは下見で判断!樹液がないときの手段?
- 16 バナナトラップの作り方は?
- 17 バナナトラップの仕掛け方は?
- 18 ライトトラップの設置の仕方は?
- 19 バナナトラップとライトトラップの効果は?後始末もマナー!
カブトムシの成虫飼育で必要なものは?
まずはカブトムシを飼育するために必要なものを揃えましょう(^-^)
夏になると大きいスーパーやホームセンターでは、昆虫飼育用品を大々的に売り出します。
一度に全部揃えられて便利ですが、中には必要ないものもあるので、カブトムシの特性に合わせて選ぶことが大切です。
また、近くに雑木林があって、カブトムシが住んでいる環境であれば、そこの腐葉土や広葉樹の朽木を崩したおがくずや木の枝を使っても良いでしょう。
この時、スギ・ヒノキ、マツ等の針葉樹のおがくずは使用しないようにしましょう。
針葉樹には“ネピン”という殺虫成分が含まれています。
ただし、他に虫がついていたり、ダニが隠れていることもあるので注意して集めてください。
基本の飼育用グッズ
□飼育ケース
□昆虫マット(広葉樹のおがくず)
□木の枝
□エサ
□霧吹き
□太めの輪ゴムやビニールテープ
- 飼育ケースにおがくず(昆虫マット)を敷き詰めます。成虫を飼うなら厚さは10cmほどが良いです。
- とまり木を設置します。おがくずに斜めに刺すようにして高さに変化をつけるとカブトムシの観察がしやすくなります。
- 霧吹きで適度な湿り気を与えます。
- エサ場を作ります。
- カブトムシを入れたら、輪ゴムやビニールテープで飼育ケースのふたをしっかり止めます。カブトムシは力が強いので、夜中にふたを押し上げて出てしまうことがあります。
長生きさせたいなら1匹ずつ別々に飼育ケースを用意しましょう。
オスは交尾をしなければ長生きできますし、オス同士のケンカで体力を使わなければ長生きします。
オスだけで飼う場合、臭いが気になる時は消臭タイプのおがくずでも大丈夫です。
反対に卵を産ませたい時は、オスとメスを1匹ずつ、またはオス1匹+メス2匹を飼育ケースに入れましょう。
よく発酵した細かいおがくず(市販の昆虫マットが最適)が必要です。
カブトムシはペットボトルで十分?
「カブトムシをペットボトルで育ててる」
と聞いて、それなら簡単!と思った方、要注意!
最近ネットでも話題のペットボトル飼育はカブトムシの幼虫~さなぎ用です。
幼虫は腐葉土をエサとして成長するため、幼虫が十分に潜れる深さのある容器なら飼育できるということで、2Lのペットボトルの注ぎ口を切った容器が簡単にできると話題です。
幼虫の世話も、時々腐葉土を取り替えるだけです。
しかし、成虫は土の上での生活が基本です。
縦長のペットボトルよりも表面積の大きい飼育ケースの方が適していて、お手入れもしやすいですよ。
カブトムシの成虫が成長する温度と場所は?
夏の昆虫の代表とも言えるカブトムシですが、実は暑過ぎるのは苦手です。
飼育温度は25℃位が最適です。
23℃~27℃を保つようにしましょう。
飼育ケースは、直射日光の当たらない涼しい場所に置きます。
風通しが良く、雨が直接当たらないという点にも注意しましょう。
カブトムシの成虫のエサはどれくらいあげればよい?交換頻度は?
カブトムシのエサは、生の果物か昆虫ゼリーになります。
【果物の場合】
ケースの中にエサ場(小皿や小ビン)を作り、親指ほどの大きさで与え、毎日取り替えます。
夏場外に置いておくわけですから、やりっぱなしは傷み、コバエも付きやすくなります。
○バナナ・・・よく食べます。コバエがつきやすいのが難点。
○りんご・・・好きなカブトムシが多いです。旬ではないので高いです。
○パイナップル・・・好きなカブトムシが多いです。子供が実を食べた皮の部分で十分です。
【昆虫ゼリーの場合】
ひっくり返ってもこぼれない昆虫ゼリーは手軽でおすすめです。
また、昆虫ゼリー用に穴のあいているとまり木もあります。エサが土に埋もれてしまう心配がなくて便利です。
カブトムシの大きさにもよりますが、ゼリーは一匹につき一日1個与えると良いでしょう。
食べっぷりがよく、空っぽになる日もあれば、ほとんど減らない時もあります。
カブトムシの健康状態を知る目安にもなります。
エサは、スイカの皮をあげる光景を思い浮かべる方も多いようですが、実はスイカはあまりエサとして適しません。
水分が多いため、腐りやすく、おしっこの量が増えます。カブトムシがお腹をこわしやすいという意見もあるようです。
(おしっこの量が増えるとケースの掃除がちょっと大変・・・)
カブトムシに霧吹きするとよいってホント?
カブトムシは極端な乾燥が嫌いです。
特にお腹側は丈夫な殻におおわれているわけではないため、カラカラの地面が当たり続けると脱水状態になり、死んでしまいます。
長生きさせるためにも、下に敷いたおがくずや木の枝は湿らせておく必要があります。
毎日、成虫の体に霧吹きをするのもおすすめです。
野生のカブトムシの特性を知ろう!
「カブトムシはペットショップで買う」というのが常識だと思っている子供が多くてびっくりしますが、日本にはまだまだ野生のカブトムシがたくさんいます。
日本に住むカブトムシにはどんな特性があるのでしょう。
【夜行性】
カブトムシは暗くなると動き出す夜行性です。
体の小さなオスは暗くなり始めから11時頃に活発に動き、大きなオスは夜遅くに動き回ります。
【生息地域】
カブトムシ・・・日本各地の雑木林
コカブトムシ・・・日本各地の雑木林
・アマミコカブト・・・八丈島/奄美大島
・オキナワコカブト・・・沖縄諸島/八重山諸島
サイカブトムシ(外来種)・・・奄美大島~八重山諸島
クロマルカブト・・・鹿児島県トカラ列島~沖縄県粟国島
ヒサマツサイカブトムシ(2002年新種)・・・南大東島
【大きさ・色】
カブトムシのオスは幼虫の時にどれだけ栄養をとって育ったかによって、体の大きさや色、角の大きさや形が変わります。
【食べ物】
クヌギやコナラの樹液
※コカブトムシは朽木の中の昆虫を食べることもあります。
カブトムシが獲れる時期と時間帯は?
6月頃になると、カブトムシは“3れい幼虫”から“さなぎ”になります。
そこから3週間ほどかけて“成虫”に羽化します。
7月になると成虫になったカブトムシが土の中から出てきます。
(引用 http://blogs.yahoo.co.jp/)
夜行性のカブトムシは昼間は落ち葉の下や朽木のかげ、または木の高いところにいてじっとしています。
特にメスは頭を使ってどんどん地面に潜っていけるので、昼間はなかなか見つかりません。
夜、日が暮れてからか、朝早く雑木林を探してみましょう。
カブトムシが生育している場所は?
カブトムシは雑木林に住んでいます。
成虫が活動するのは夜ですが、注意深く探すと昼間でも見つけられることがあります。
カブトムシは雑木林のどんなところにいるのでしょう。
□クヌギやコナラの雑木林の腐葉土の下
□クヌギの幹(樹液が出ている場所)
□雑木林の木の割れ目
□しいたけ栽培の木の下
雑木林ではカブトムシを探して良い場所か確認してから探すようにしましょう。
また、動かした木は元に戻しておきましょう。
カブトムシが好きな木はあるの?
野生のカブトムシはクヌギの樹液が大好きです。
昼間に樹液が出ている木にカブトムシがいなくても、夜か朝早く行ってみるとカブトムシが集まっていることも多いです。
樹液にはカナブンやスズメバチがいることもあるので注意しながら探してみてください。
捕まえ方のコツ!天気は関係あり?狙い目は雨上がり?
カブトムシが活動するのは夜です。
昼間に採れないこともないですが、木や落ち葉の下を探しながら歩いたりするのはやや効率が悪いです。
また、昼間に樹液のところで食事をしているカブトムシは夜のエサ場争いに敗れた弱いカブトムシという可能性もあります。
大きくて強いカブトムシを捕まえたい時は夜の12時~翌朝4時が狙い目です。
お子さんと一緒の時は夜更かしするのは難しいので、前日早く寝て“超”早起きして採集に行きましょう!
絶好のタイミングは【雨上がりの蒸し暑い時】
カブトムシは雨の日はあまり活動しません。
エサである樹液も食べられないのでのおなかがすいています。
雨上がりの夜はそんなカブトムシ達でいっぱいです!
大量捕獲も夢ではありませんよ(*^^*)
カブトムシの採集の服装は?
カブトムシ採集に行く時の服装をまとめてみました。
雑木林の中は足元が不安定です。
ハチやアブ、蚊もいっぱいいます。
ケガをしないように、しっかり準備して行きましょう。
(引用 http://www.niaes.affrc.go.jp/)
□長袖/長ズボン
□スニーカー(長靴もおすすめ)
□帽子
□軍手
□虫よけスプレー
□虫さされ薬
□タオル(首に巻いて、ケガや虫刺されの予防に)
□飲み物
カブトムシの採集で必要な道具は?
□虫取り網
□虫かご/パーツケース
□懐中電灯
虫かごは、まとめて何匹も入れるとケンカをして家に帰るまでに弱ってしまうこともあります。最悪の場合は死んでしまうことも・・・。
そんな時はパーツケースが便利です。空気穴を開けておくことを忘れずに(^_-)-☆
懐中電灯は手で持つタイプよりもヘッドランプの方が扱いやすいです。
カブトムシ採集方法!
カブトムシ採集で最も重要なことは『下調べ』
夜行性だからといって、いきなり夜に雑木林に入っても暗い中のカブトムシ捜索はそう簡単ではありません。
昼のうちに、“夜になったらカブトムシが集まりそうなところ”を下調べしておくことが効率よくカブトムシをゲットするポイントです!
【樹液採集】
樹液が出ている木の場所をチェック。
【街灯・自販機採集】
カブトムシは光にも寄ってきます。
雑木林のそばの街灯や自動販売機の場所もチェックしておきましょう(^-^)
自然を壊さないようなマナーでカブトムシ採集!
カブトムシの採集方法として様々なやり方がTVやネットでも紹介されています。
ほとんどが問題ない方法なのですが、中には全く効果のない方法や自然を壊してしまう方法が紹介されていることもあります。
野生のカブトムシは来年もまたこの雑木林で生まれ育つのですから、その環境を壊さないように配慮しなければなりません。
(引用:http://blogs.yahoo.co.jp/)
カブトムシ採集のNGマナーとは・・・?
×木を削る
木を削っても樹液は出ません。稀に出たとしても長い間出るようになるわけではありません。
×樹皮のめくれをはがす
樹液の出ている周りの樹皮をはがすと樹皮が多く出るというのは間違いです。
樹皮をはがすと乾いてしまって樹液も止まってしまいます。
×ストッキングトラップ等のつけっぱなし
トラップ自体が悪いわけではなく、回収忘れが問題になっています。
カブトムシトラップは下見で判断!樹液がないときの手段?
昼間の下見で樹液が出ている木が見つからなかった場合、トラップを仕掛けておくという方法があります。
街灯採集よりも樹液採集の方がカブトムシを捕まえられる可能性がずっと高いので、樹液の出ている木が見つからない時はぜひトラップを仕掛けてみましょう!
作り方も仕掛ける方法もとっても簡単ですよ(^-^)
バナナトラップの作り方は?
カブトムシが集まるバナナトラップの作り方をご紹介します(^O^)/
バナナトラップのポイントはクサ~く甘~く作ること(笑)
【材料】
・皮付き完熟バナナ
・砂糖
・焼酎
・ジップロック
・ドライイースト(あれば)
【作り方】
-
バナナを皮ごと輪切りにして軽く潰す。
-
砂糖・焼酎・ドライイーストを混ぜる
-
ジップロックに入れて、直射日光の当たる暖かい場所に半日~1日置いておく。
途中で発酵が進んでジップロックがパンパンに膨れてきたら、いったん空気を抜く。
(引用 http://blogs.yahoo.co.jp/)
こんな感じに黒っぽくなってきたら出来上がり♪
けっこう強烈な臭いがします(^^;
雨の日は流れやすいので生パイナップル(缶詰NG)をネットに入れてぶら下げておくのもおすすめです。
ネットの回収を忘れずに(^_-)-☆
バナナ以外に使える材料に“黒蜜”や“メイプルシロップ”があります。
直接、木の幹に塗ることになります。
こちらは作る手間がないので、楽チンです。
バナナトラップの仕掛け方は?
出来たバナナトラップを仕掛けてみましょう!
ポイントは“5つ”
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仕掛けるのは午後
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使い捨ての手袋があると便利
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仕掛ける木はクヌギやコナラ以外でも大丈夫
-
樹液が出ていない木に仕掛ける
-
直接、幹に塗る
ライトトラップの設置の仕方は?
樹液トラップ(バナナや黒蜜など)の他にはライトを使ったトラップを仕掛ける方法があります。
木と木の間に白い布を張り、ライトを当ててトラップを仕掛けます。
簡易テントに白い布を張っても良いですね。
カブトムシはこの布に留まることになります。
使用するライト選びを間違うと効果がないので気をつけましょう。
“強力な紫外線を含むライト”
つまり、水銀燈や蛍光灯ということになります。
一般的な懐中電灯は白熱球かLEDが使われているので適しません。
バナナトラップとライトトラップの効果は?後始末もマナー!
バナナトラップとライトトラップ効果を紹介した動画をご覧下さい(^^)
どちらもカブトムシがいっぱい採れています。
これは期待できそうです♪
いかがだったでしょうか?
カブトムシの飼い方と採集方法を中心にまとめてみましたが、小学生くらいのお子さんだったら、準備は自分でできそうですね。
楽しい夏休みになりそうです♪
夜間のカブトムシ採集は大人が一緒に行ってあげてくださいね~~☆
大人の方がハマってしまうかもです(*^_^*)
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