イヤホン難聴は回復しない?通勤・通学でヘッドホンを使う人は注意

<スポンサーリンク>

<スポンサーリンク>

 

イヤホンでお気に入りの音楽を聴いて、通勤・通学をしていますか?

好きな音源があるのは、確かにご機嫌ですが、耳に異常が現れるかも。

 

 

イヤホン難聴ってどんな難聴?

難聴は音が聞こえにくくなることだ、というのはご存知と思いますが、難聴にもいくつか種類がわかれています。

伝音性難聴と感音性難聴です。

tree

(引用元:http://l-s-b.org/)

耳の構造は大きく3つに別れます。

外耳、中耳、内耳の3つですが、この外耳から中耳までに何らかの異常があり、難聴になるのが伝音性難聴です。

原因となる部位によって、難聴の病名は変わりますが、外耳に炎症がある場合は外耳道炎、内耳に炎症がある場合は慢性中耳炎などがあります。

kikoeno_sikumi_zu

(引用元:http://sensor-tk.co.jp)

いわゆるイヤホン難聴やヘッドホン難聴と言われる難聴は内耳に問題が生じて起こる難聴です。

これは、感音性難聴に種別されます。

音は振動によって耳に伝えられますが、この振動が内耳の蝸牛内にある有毛細胞に伝わり、らせん神経節細胞から聴神経を通って大脳に伝わります。

感音性難聴の中でもイヤホン難聴は、この有毛細胞が減少したことによる難聴です。

イヤホン難聴の原因は、耳元で大きな音を聞くことにあります。

有毛細胞は、その名の通り、細胞の上側に毛がありますが、この毛が振動によって揺れることによって、振動を電気信号に変え、らせん神経説細胞に伝えます。

ところがイヤホンなどで大音量の振動が一気に入ってくることにより、その毛が取れてしまうことがあります。

これがイヤホン難聴の原因になります。

 

 

イヤホン難聴ってどんな症状?

イヤホン難聴の自覚症状は、耳鳴りや頭痛、聴力の低下などがあります。

大きな音を長い時間聞き続けるとイヤホン難聴になりやすいのですが、すべての人が難聴になるわけではなく、なりやすい人となりにくい人がいて、個人差があります。

ただ、イヤホン難聴は耳の異変に気付きにくいという特徴があります。

それは周波数の問題なのですが、イヤホン難聴になると、初期症状で高音の音が聞こえにくくなります。

この高音は大体4000Hzと言われています。

ですが、日常の生活音や会話の周波数は200~2000Hzと、最初に聞こえなくなる周波数から比べると低くなります。

img02

(引用元:http://yasuoka-offshore.net/)

なので、難聴になっている、という自覚がないまま、症状は進行してしまう、というケースが大変多くみられます。

進行していくと、段々と高音以外の周波数も聞き取りづらくなり、左右の耳で聞こえが違う、耳鳴り、耳閉塞感などが起こってきて、初めて異常に気付くのです。

 

イヤホン難聴になりやすい環境は?

イヤホン難聴になる原因は大音量の音を長時間聞くことにあります。

それが高音であればあるほど、難聴になりやすいということがわかっています。

なので、ヘッドホンの着用に限らす、コンサートでスピーカーの前にいたり、仕事の環境で大きな音を聞き続けると、難聴になる可能性が高くなります。

<スポンサーリンク>

ここでは、なぜイヤホンが難聴につながるのかを見ていきましょう。

日常生活でイヤホンをつける環境を考えてみてください。

他に音がある状況で、音楽を聴きたいからイヤホンをする、というのが考えられると思います。

イヤホンで難聴になりやすい原因は二つあります。

まずは音源から耳までの距離です。

通常は音が空気を伝わる間に周波数は弱まりますが、イヤホンから音源を直に耳に入れることによって、周波数が弱らないまま耳に到達してしまいます。

もう一つは音量です。

一番わかりやすいのが、電車でのイヤホン着用です。

電車の音で聞こえないため、外に音が漏れるほどの大音量にしてしまう。

そんな経験やそんな人を見たことはないでしょうか?

この大音量が難聴の原因となります。

 

イヤホン難聴になったら回復は難しい?治し方はある?

イヤホン難聴になってしまった場合の治療はビタミン剤、ステロイドなどの投薬の治療になります。

ですが、この治療が出来るのは、あくまでも難聴の初期段階において、のみです。

難聴が進んでしまうと、治療ではなく症状進行の予防措置になってきます。

初期の段階で治療をすれば治る可能性はありますが、段階が進んでしまうと治療自体が出来ません。

ですので、耳に違和感がある場合は、放置することなく、早めに受診をしましょう。

 

イヤホン難聴と突発性難聴の違いは?

イヤホン難聴と突発性難聴は、どちらも感音性難聴と呼ばれるものです。

イヤホン難聴の原因が、大音量を長時間聞くことによって起こる有毛細胞の消滅とはっきりしているのに対し、突発性難聴はストレスやウイルス性、と考えられてはいますが、未だに原因がはっきりしていません。

ある日、突然に音が聞こえなくなってしまうのが、突発性難聴です。

イヤホン難聴が徐々に聞こえなくなるのに対し、突発性難聴は、はっきりといつ聞こえなくなったかがわかります。

ですが、どちらの難聴も初期治療が大切です。

聞こえなくなった、耳の調子がおかしい、と思ったら迷わずに耳鼻科を受診しましょう。

 

イヤホン難聴を防ぐにはどうすればいい?

イヤホン難聴は治療が早期発見にかかっているので、難聴にならないようにするのがとても大切です。

イヤホン難聴を防ぐのに大切なのは、音量調節と耳の休息です。

音量は、簡単に言えば、イヤホンをしていても、人と会話が出来る音量というのが、耳に負担をかけない音量になります。

数値で表すと100dbを15分間聞き続けると難聴になる、と言われています。

f371177f000936c9c6543eb6726b374d

(引用元:http://l-s-b.org/wp-content/)

なので、65dbを目安にそれ以下のdbで聞くことをお勧めします。

また長時間イヤホンで聞き続けるのは、耳の負担が大きくなるので、休息が必要です。

大体イヤホンで聞いていた時間の3倍の時間は、耳を休ませてあげましょう。

img_2

(引用元:http://blogs.c.yimg.jp/)

<スポンサーリンク>

<スポンサーリンク>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です