最近では花火が出来る場所がかなり限られているので
手持ちの花火をする機会が少なくなっているように
見受けられます。
私が子供の頃は家の前や公園でよく花火をしたものです。
その中でも地味ではありますが”どのくらい長く持たせることが
できるか!!”
とよく競い合った線香花火。
昔はただただ動かさないという方法でやっていた記憶がありますが、
実際のところ線香花火を長持ちさせるのはどうすれば
よかったんでしょうね。
せっかくなので調べてみることにしました。
Contents
線香花火を知ろう!4段階の変化とは?
細くてシンプルな線香花火ですが、火をつけてからなんと4段階にも
変化をする花火なんです。
蕾
牡丹
松葉
散り菊
最初はチョロチョロで後から大きな火花になってまたしぼんでいく…
という変化はご存知の人も多いかと思いますが、このように段階ごとの
名前までついているということまで知っていたという人は意外と
少なかったのではないでしょうか。
線香花火の種類♪長持ちする種類がある?
一言で線香花火といっても実は西日本と東日本で形が違うんです。
私は関西出身で、なじみの深かった線香花火はこちらです。
スボ手牡丹というそうです。
藁や竹ひごで作られた柄の先に火薬がむき出しでつけられています。
そして東日本がこちら、長手牡丹といいます。
和紙でこよりを作って、その先に火薬が包み込まれている形です。
このタイプも関西で売ってはいましたが、黒い先の線香花火になじみの
深かった私は最初これが線香花火だということは知りませんでした。
どちらの線香花火のほうが長持ちするのかは明確にはなっていませんが、
火薬がむきだしで直接的に燃えていく”スボ手”に対して、和紙で
包まれている”長手”はじわじわ火がまわっていくので”長手”のほうが
長持ちするのでは?と個人的には思います。
このように思った理由がもう一つありますが、それは次の項目を
読んでいただけるとわかるかと思います。
線香花火 長手牡丹
線香花火:Sparkling Fireworks -スボ手牡丹-
https://youtu.be/YJzl-Rr9acg
火をつける前に!!長持ちさせるコツとは?
スボ手は柄に直接火薬がついているのでそれ以上なんの工夫も
できませんが、長手は和紙で包み込んでいるので長持ちを
させる工夫ができるのです。
それは火薬が入って膨らんだ部分のすぐ上のくびれたところを
少し締めるようにひねること。
これで持ちが随分変わってくるそうです。
線香花火の持ち方で長持ちする?
西日本の”スボ手”と東日本の”長手”ではそもそも持ち方が違う
ということはご存知でしたでしょうか。
<スボ手牡丹>
斜め上45度で火をつけると火球が落ちにくく長持ちします。
<長手牡丹>
斜め下45度で火をつけると火球が落ちにくく長持ちします。
これは私もつい最近知りましたが、できれば子供の頃に
欲しかった情報ですね…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
派手な打ち上げ花火も楽しいでしょうが、みんなで輪になって
線香花火というのも風情があって美しい光景が広がるのでは
ないでしょうか。
関西にお住まいでも関東にお住まいでも”スボ手””長手”の両方の
花火が手に入ります。
2種類の線香花火の違いを見るのもまた違った楽しみ方が
できるのではないでしょうか。
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