口臭には二種類あり、生理的口臭と病的口臭があります。
生理的口臭は、日常のケアで臭いの強さに変化があります。
つまり、対処をしっかりすれば朝の口臭は軽減する事ができます！
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夜寝ている間は唾液量が減る
寝起きに口臭が強くなってしまう原因の一つに寝ている間の唾液の分泌の低下があります。
唾液が少なくなるとなぜ、口臭が強くなってしまうのでしょうか。
口の中には様々な細菌が繁殖しています。
その数は世界人口よりも多いとされるくらいです。
それらの細菌が、口内で食べ物のかすや、新陳代謝で出る歯茎などの粘膜上皮を分解するときに起こる化学反応で、口臭の原因物質が発生します。
分泌されたばかりの唾液は、この細菌の働きを抑えてくれる役割があるんですね。
なので、寝ている間に唾液の分泌量が減ってしまうと、朝になって口臭が強くなってしまいます。
では、なぜ寝ている間は唾液の分泌量は減ってしまうのでしょうか。
物を噛んだり話たりしている昼間に比べて、何の刺激もない就寝時は唾液の分泌速度が低下します。
（引用元：http://口臭治療.com/）
この速度の低下がそのまま唾液の分泌量の低下につながっています。
虫歯や歯周病をそのままにしている
先程、口内の細菌の働きで口臭が強くなる、と書きました。
虫歯や歯周病があると細菌が分解する有機物が豊富な状況をつくってしまいます。
歯周病の主な原因になる歯垢、これはほとんどが水分ですが、残りは有機物になります。
また、歯周ポケットから滲みだす液体があるのですが、この液体にはたんぱく質が含まれています。
（引用元：https://www.bee.co.jp/）
これらの有機物を細菌が分解するときに発生する物質が、口臭の直接の原因になります。
その物質は揮発性硫黄化合物で硫黄水素（卵の腐敗臭）メチルメルカプタン（タンパク質の腐敗臭）ジメチルサルファイド（生ごみ臭）になります。
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口呼吸する癖がある
昼間は鼻呼吸をしているも、夜寝ているときには口呼吸をしてしまう、ということが知らず知らずの内にあるようです。
口呼吸になると、口内が乾燥してしまいます。
唾液に抗菌作用があるので、口臭の原因物質を吸収してくれるのですが、口呼吸の時は唾液そのものが少ないのと、唾液に吸収される前に、呼気として外に出てしまうので、口臭が強くなってしまいます。
タバコ・アルコールが口臭を悪化させる
アルコールが口臭を悪化させる原因はアルコールそのものにあります。
アルコールを分解すると作られるアセトアルデヒドは、刺激的な青臭い匂い、といわれています。
肝臓に吸収されたアセトアルデヒドでも体臭として匂いの一つになってしまいます。
それにアルコールを分解するのに大量の水が必要になります。
お酒を飲んだ後に喉が渇くのはこの作用が原因となっているのです。
お酒を飲んで寝ると、寝ている間にどんどんと水分が分解されていき、唾液の分泌が減少してしまいます。
またタバコはニコチン、タール、が多く含まれています。
ニコチンは唾液の分泌を抑制する働きがあるので、タバコを吸うことによって口内は渇き易くなってしまいます。
またタールは、それ自体が臭いの原因となっています。
（引用元：http://www.shida-implant.com/）
タバコ臭い、といわれる原因がこのタール臭なのですが、タバコを吸うことによって歯や歯茎、歯垢にタールがこびりつき、吸った直後でもないのに、いつまでもタバコの臭いが取れなくなってしまうんですね。
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歯磨きが足りていない
夜寝る前に歯磨きがしっかりできていないと、口内は有機物だらけになってしまいます。
歯磨きだけでなく、デンタルフロスなどを使って歯間までしっかり磨きましょう。
（引用元：http://www.opc-perio.com/）
見落としがちなのは、舌です。
舌が白くなっている状態は舌苔と言われるものです。
舌苔とは舌の表面に汚れが溜まり、白く苔が生えたような状態になってしまうものです。
（引用元：http://livedoor.blogimg.jp/）
舌苔は細菌の温床になっていますので、舌ブラシなどで、優しく洗ってあげましょう。
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