はしかと突発性発疹の違いって?気になる情報はここ!!

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麻疹(はしか)も突発性発疹もともに発疹が出るという特徴を持っています。今回はこの二つの病気の違いについてまとめてみました。

麻疹(はしか)の症状の特徴は?

 麻疹の症状は【カタル期】【発疹期】【回復期】といった三つの時期で症状が異なるのが最大の特徴です。初期症状と呼ばれる【カタル期】は風邪に非常によく似ています。912日間の潜伏期の後に発熱や咳などの症状で発症します。38℃前後の発熱が24日間続きます。それに合わせて、倦怠感、咳、鼻みずやくしゃみなどの上気道炎症状と結膜炎症状(結膜充血、眼脂など)が現れてきます。乳幼児などの子どもには下痢や腹痛といった症状も現れます。そして麻疹のシンボルのような症状がコプリック斑です。これは全身に1mm程度の小さな白色の斑点がでる症状で、発症して3~4日後くらいに現れます。この症状が出ると、麻疹と判断することが容易になります。

このカタル期を過ぎると一度熱が下がってくるのですが、【発疹期】と呼ばれる時期の症状に容態は変わっていきます。発疹期に入って半日程度経過した後、39℃以上の発熱とともに、体の表面に発疹が出てきます。発疹は耳介後部、頚部、前額部から出始め、翌日には顔面、体幹部、上腕にあらわれ、2日後には四肢末端にまで至ります。発疹は鮮紅色扁平から徐々にぶつぶつと皮膚が膨れ上がり、融合して不整形斑状(斑丘疹)となっていきます。やがて赤黒色くなり、症状が出てきた順番で退色していきます。この間も高熱が続いているので、上気道炎や結膜炎の症状がより一層強くなり、一番苦しい時期を迎えます。この状態が約3日~4日続きます。

 その峠が過ぎると【回復期】と呼ばれる時期に入り、ようやく解熱傾向になります。上気道炎や結膜炎症状も軽減し、発疹は赤黒くなって色素も抜けていきます。合併症等で重篤なものになっていなければ発症後710日くらいをかけて回復に向かっていきます。ただし、最後まで油断は禁物で、この時期からでも合併症を引き起こす場合があります。麻疹はいまだに感染、発症した場合は重症になる可能性が高い危険な感染症であることが、この症状の特徴からみてもわかります。

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突発性発疹の症状の特徴は?

 突発性発疹の症状は38℃39度の高熱が3~4日ほど続いたのち、熱がが下がったときに腹部を中心に発疹が現れ、それが全身に広がっていくというのが特徴的な症状になります。突発性発疹はあまり重篤になるような病気ではありませんので、普段から平熱が高い人などは発熱していても、比較的元気にしているということもあります。

 発疹は直径1~2㎝程度の赤い発疹が出て、この発疹も出始めから3~4日すると痕などもなく消えていきます。水疱瘡のように強烈なかゆみはでないですが、お風呂に入るなどして体温が上昇すると、痛みを感じることがありますので、そこは注意してください。

 その他の症状としては軽い咳がでたり、下痢といった症状が出る人もいますが、どちらも割合的には少ないです。イレギュラーな症状も含めても、自然治癒で十分対処できる病気ではあります。ただし、脳炎や脳症、血小板減少紫斑病などの重篤な合併症を起こすことも本当に稀ではありますが、ありえますので注意する必要はあります。

麻疹(はしか)と突発性発疹の見分け方は?

 麻疹と突発性発疹の見分け方をポイントで紹介します。

≪見分けポイント1≫…コプリック斑

麻疹の場合、口の中に白いぶつぶつができます。コプリック斑と呼ばれるものです。突発性発疹の場合はこのような症状はあらわれません。

≪見分けポイント2≫…熱の出方

麻疹の場合だと、38℃前後の熱が出た後、一度熱が引き、再度高熱が出るという特徴をもちますが、突発性発疹の場合は、一度熱が下がれば、再度発熱するということはほとんどありません。

≪見分けポイント3≫…発疹の出方

麻疹は顔にまで発疹が出るのに対し、突発性発疹はほとんど顔に発疹は出ません。

まとめ

 麻疹と突発性発疹、どちらも熱が出て、発疹が出るという特徴をもちますが、細かく見ると全然違う症状だということをご理解いただけましたでしょうか?それでも、自分の判断で対処するのではなく、医師に診てもらい、適切な処置をした方が良いと思いますので、身体に異変を感じたら病院に行くことをオススメします。

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