この成長曲線グラフは、親ならば一度は目にしたことがあると思います。
それは赤ちゃんを授かった時にもらった、母子手帳に記載されているからです。
まだ幼いころでしたら成長を気にしていたと思いますが、
お子様が大きくなっていたらどうでしょうか。
もう一度この機会に、子供の成長曲線グラフというものを見てみるといいかもしれませんよ！
Contents
『いつかは伸びる…』子供の低身長とは？
子供ですから、「いつかはその子の成長期が来てグングンと伸びていくだろう！」と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか？
子供の成長にもそれぞれ個人差がありますから、そう思われてもあながち間違いじゃないかもしれません。
ですが、時としてそれが大きな病気を見落としていることだってあるのです。
「身長に病気なんて関係ないでしょ。」と思っている方も
いるのではないでしょうか。
（引用元：https://www.pakutaso.com）
それは違います！
「子供の低身長が病気によるものだった。」ということも少なくないのです。
その病気も早く見つけてあげれば、
気にするほどまでの低身長じゃなかったかもしれないのに、「ちょっと気にするのが遅かった。だから、なかなか身長が伸びきれなくなってしまった。」と言う事も珍しくはないのです。
何か少しでも、身長が伸びなくておかしいと思ったら、
病院に行って検査をしてもらうべきなのかもしれません。
お子様の病気は親が1番最初に見つけられます。
脅しているわけではないですが、ちょっと注意したほうが良いかもしれませんよ！
子供の身長を調べるSDスコアとは？
皆さんの中に、このSDスコアというものをご存知の方は
どのくらいいらっしゃるのでしょうか。
これは、子供の年齢別で標準偏差をグラフ化したものです。
子供の身長を使って少し計算をし、それをもとに
「平均とどれだけかけ離れているのか」というものを調べるのです。
SDスコア＝（身長の実測値―平均身長）÷SD（標準偏差）
という式で当てはめていきます。
ここで書いたものを見ていると、なんだか難しいと思われる方が多いと思います。
お医者様やインターネットでこのSDスコアをもとに簡単に子供が低身長であるかを調べることだってできるのです。
「聞いた感じ難しそうだからいいや。」と投げやりにならず、子供のためです。
いつか、このSDスコアできちんと調べておけばよかったと後悔しても遅いですよ！
1回でもいいので、お子様の身長を測ってみて平均より下回るようでしたら病院に行った方が断然良いと思います！
⇒子供の身長を伸ばす！生活習慣のやってはいけないこと
⇒子供の低身長が病気でないとき！遺伝と生活環境
『低身長』と判断する基準は？
低身長の基準として多く用いられるのが、
100人並んで前から小さい2～3番目の子供が低身長であるとされています。
同学年の子供100人を並べてみたときに我が子がこの2～3番目に入るようでしたら、これは要注意かもしれません！
そのあと順調にグングンと伸びていき、真ん中ぐらい、つまり平均身長になれば何の問題もないのですが、それは現時点では分からないことです。心配になったらまずはお医者さんに診てもらうことが先決です。
基準はあくまでも基準ですが、この基準を頭に入れてお医者さんとお話してみると、スムーズにいくのではないでしょうか。
100人中2～3人はかなりの確率ではないかと思いますが、それに当てはまっているようでしたら病院に行くことも考えてくださいね。
成長曲線を描いてる？成長曲線グラフ！
子供の成長曲線を皆さんはきちんと記録しているでしょうか？
私は、1歳になる子供がいますが、正直言うと健診などで測った時に記録していたかどうかも曖昧です。
これはまずいですよね…。
皆さんはきちんと記録していることと思いますが、
お子さんはこの成長曲線グラフにちゃんと当てはまった成長になっているでしょうか
。
（引用元：https://www.pakutaso.com）
これも平均なので、多少誤差は当然ありますが、
平均的な身長と体重でしたら何の問題もないでしょう。
ですがここで明らかなズレが確認できたら
それは少し注意しないといけないかもしれません！
まずは、きちんと測ったうえで記録をしてみないと分かりません。
この成長曲線グラフをもとに、大きな病気などを見逃さないようにしてくださいね！
⇒子供の低身長を引き起こす病気とは？その改善治療とは？
⇒9歳の壁！子供が乗り越えられるように親は何をすべきか？
基準値内でも一年で見たら？
「きちんと調べた結果、子供の身長が基準値内だったから安心」とは限らないようです。なぜならば、子供の身長には伸び率があるからです。
子供の身長をグラフなどで表して、1年間の身長の伸び率が悪くなっている傾向はないでしょうか？
この伸び率ですが、「1年間で4cm以下しか伸びていない」ということがずっと続くようでしたら要注意ということです。
このような場合、病院に行くと低身長症と判断されてしまうことがあります。
この低身長症と診断された場合は、長期にわたるホルモン治療をしていかなくてはなりません。皮下注射でホルモンを投与していくのです。
基準値内だからという安心感で、お子様の身長計測を甘く見ないでください！
これからも子供の成長を見続けてくださいね！
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