肺炎球菌とは?どんな症状?かかりやすい年齢は?

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(最終更新日:2017年1月17日)

 

高齢者と乳幼児向けに予防接種がおこなわれている肺炎球菌

どんな病気なのかご存知ですか?

予防接種をしっかりと受けるためにも、まずは肺炎球菌について知りましょう!

 

肺炎球菌って何?

肺炎球菌は、肺炎や呼吸器に感染症、全身性感染症を引き起こす細菌です

日本人の3~5%の高齢者が保菌していると言われていて、

また集団生活を始めるほとんどの子供も気道に保菌しています

この菌が主に気道の分泌物により感染を引き起こし、肺炎球菌感染症になります。

これが進展すると肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。

特に、髄膜炎を起こした場合は2%の子供が亡くなり、

難聴、精神の発達遅滞、四肢の麻痺、てんかん

などの後遺症を残す場合は10%と言われています。

 

肺炎球菌にかかりやすい年齢は?

肺炎球菌による感染症にかかりやすいのは、免疫力の弱いお年寄りや小さな子供です。

2歳以下の子供がかかりやすいのですが、

とりわけ0歳児はかかりやすく、重症化もしやすくなります

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(引用元:https://www.bing.com/)

生後間もなくの間は母親の胎盤からもらう移行抗体で肺炎球菌の感染を防いでいますが、

この抗体濃度は生後数か月で急激に減少してしまします。

なので、生後2か月からうけられる肺炎球菌の予防接種を早めに接種しましょう。

また、高齢の方も免疫が弱まりますので、肺炎球菌感染症にかかりやすくなります。

もともと保菌者の方が多く、発症する可能性は十分にあります。

重症化を避けるためにも、予防接種を受けることをお勧めします。

 

 

肺炎球菌どんな症状が現れる

症状は感染した場所によって様々です。

肺炎球菌性肺炎…発熱、悪寒、倦怠感、息切れ、咳の症状がみられ、

痰のからんだ深い咳が出るようになり、痰は赤褐色です。

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肺炎球菌性中耳炎…耳が痛み、鼓膜が赤く膨らんだり、鼓膜の後ろ側に膿が溜まります。

肺炎球菌性髄膜炎…発熱、頭痛、嘔吐、倦怠感、意識障害、痙攣があり、首を動かすと痛みがあります。

発症早期では症状が出ないこともあり、

乳児の場合は、食事を嫌がったり、不機嫌になったり動作や反応が緩慢になることがあります。

菌血症…本来無菌である血液中に肺炎球菌が増殖する状態です。

様々な感染症を合併する可能性があります。

 

肺炎球菌にかかってしまったらどうすればいい?

肺炎球菌にかかってしまっても初期症状は風邪とあまり変わりません。

初期症状は発熱、頭痛、倦怠感などで、医者でも早期判断が難しいようです。

血液検査でわかりますが、重症化しやすく、

とくに全身性の感染症では治療の遅れが生命の危機をもたらす危険性が高いです

ですので、かかったらすぐに受診をし、適切な治療をうけるのはもちろんのこと、

かからないように、予防接種をきちんと受けましょう。

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(引用元:https://www.bing.com/)

 

 

まとめ

日本では2013年から小児用肺炎球菌が定期接種になりました。

日本ではワクチンの普及以前は、毎年約200人の子供が肺炎球菌による髄膜炎にかかり、

そのうち3分の1の子供たちが亡くなるか、思い障害が残ったりしています。

生後2か月から6歳未満までに予防接種は必ず受けましょう。

肺炎球菌による髄膜炎の起こりやすいのは生後6か月です。

それまでに、初回の3回の接種をすませておくことをお勧めします。

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(引用元:https://www.bing.com)

また65歳以上の方も定期接種対応者になりました。

予防接種をし、感染しないように心掛けましょう!

 

 

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