(最終更新日:2017年1月14日)
我が子が周りのお友達と比べると、
「何だか身長が小さいな。」と感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
もしかしたらそれは、何かの病気によるものなのかもしれません。
早く気づいてあげたい、低身長を引き起こしているある病気。
それをご紹介していきます。
Contents
ホルモン異常の病気「成長ホルモン分泌不全性低身長症」とは?
この病気は、脳にある下垂体から分泌されるはずの成長ホルモンが、
一般の人と比べてかなり少ないため、低身長になってしまう。
という病気です。
まだきちんとした原因は解明されておらず、特発性で起こる。とされています。
また、非常に確率は低いですが、脳腫瘍などの原因が隠れていたり遺伝子の異常なども
この成長ホルモン分泌不全性低身長症の起因になっていることもあるようです。
そして、他のホルモンも分泌されにくくなる場合もあるようです。
その結果、甲状腺機能低下症や性腺機能低下症
なども併発することがあるようです。
これは、低身長や成長が低下していったりするようなので、そういった症状が少しでも見られたり、
「怪しいな。」と思った場合はすぐにでも、小児科などでの相談をお勧めします。
染色体異常からくる病気「ターナー症候群」「プラダーウィリー症候群」とは?
まずはターナー症候群についてご説明します。
これは身長が低いことはもちろん、性的発達がないこと。
また、腕がひじの部分で外側に少し湾曲している。首の皮膚がたるんでいる。
など様々な症状が見られるようです。
この病気は女性に見られるため、これを発症している人はターナー女性などと呼ばれているようです。
原因としては、染色体の異常がすでに発見されています。
ですがターナー女性の方ほとんどは、健康に暮らしているそうです。
この病気の治療法としては、成長ホルモン治療が効果的とされています。
家での皮下注射を行っていくことで、少しは改善されていくそうです。
次に、プラダーウィリー症候群ですが、
これは哺乳力があまりなく幼児期から過食や肥満、低身長や発達の遅れが見られるようです。
このプラダーウィリー症候群の主な障害は、過食などの傾向が一番見られるそうです。
また発達していくうえでも、お座りが出来なかったり、ハイハイが出来ないなどの発達症状があるため、
親からするとすごく心配になると言います。
まずは、親がこの病気自体を良く知ること。
そして正確な情報の下で、子供と共にこの病気と付き合っていく覚悟をしなければいけないのかもしれません。
小さく生まれたから?気になる病気「SGA性低身長症」とは?
(引用元:https://www.pakutaso.com)
このSGAという単語。
聞いたことあるという方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?
私自身、全く聞いたことがありませんでした。
まずSGAとは、赤ちゃんはみんなお母さんのお腹の中で育っていく期間があります。
その時に赤ちゃんそれぞれ、育ちの差は出てくるものです。
このおなかの中にいた期間が、同じとする100人のうち、身長・体重が小さい方から9人までがSGAとされるようです。
ですが、このSGAと判断された赤ちゃんでも2~3歳までの間に、
身長・体重が平均とされる数値に追いついていくそうです。
この平均に追いつけない子供が、SGA性低身長症と診断されていきます。
これも、成長ホルモンの投与での治療が有効とされています。
医師の診断を受けた3歳からの子供が、注射による治療が進められていくそうです。
SGAと診断されたから、みんながホルモン治療をしていかなければいけないという事ではないようです。
順調に成長していく子 供も多いそうなので、見守っていくことも重要なのではないかと思います。
骨に異常の病気「軟骨異栄養症」とは?
この軟骨異栄養症というのは、生まれた時から骨が伸びにくくなる病気だそうです。
低身長をはじめ、合併症や特徴的な見た目があります。
男性の平均身長は130㎝ほど、女性は120㎝ほどとされており、手や足が短い傾向があることも確認されています。
この病気の合併症としては、睡眠時無呼吸症候群や中耳炎、水頭症など様々な病気を併発していくようです。
これもまた、治療法としは皮下注射による成長ホルモンの投与がすすめられています。
根気よく治療を続けていかなければいけない病気です。
お子様と一緒に頑張って治療に臨んでいかなければなりません。
少しでも「不安だな。」と感じたときは先生や相談窓口などを活用されると良いと思います。
臓器の病気とは?気になること!
これまで紹介してきた、低身長に関する病気ですが中には奥底に潜んでいたもののため、
低身長を引き起こしていた。なんていうこともあります。それが臓器に関するものです。
人間は臓器がたくさんあります。肝臓や腎臓、消化器官。
そして生きていくうえで一番大切な心臓など。
これらが何かしらの不具合を持っていた場合も、お子様の低身長を招いているのかもしれません。
この臓器がうまく稼働してくれないため、十分な栄養が全身に行き渡らない。
その結果、身長が伸び悩んでしまうのです。
こういう場合は、いち早く臓器の手当てをしていくそうです。
これが良くなれば、自ずと身長も伸びていくようですよ。
気になったことがあれば、まずは小児科の先生や、低身長専属の先生などに相談することが先決だと思います。
子供の病気を早く気づいてあげられるのは、親です。
ちょっとでも「変だな。」「おかしいな。」と思ったらご相談することをおすすめします。
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