(最終更新日:2016年12月15日)
小さなお子様を持つご家庭であれば突発性発疹について知っておくことをオススメします。
もしものときにしっかりと備えておきましょう。
☆突発性発疹とは? |
そもそも突発性発疹とは何か?
突発性発疹は38℃~39度の高熱が3~4日ほど続いたのち、
熱がが下がったときに腹部を中心に発疹が現れ、それが全身に広がっていく病気です。
別名では三日熱発疹症とも言われています。
のちにまた症状はご紹介しますが、基本的には高熱と発疹以外の症状があまりないのが特徴です。
高熱だったとしても比較的しんどさがでないため、
平気で歩き回っていたり、機嫌が良かったりすることが多いです。
わりと乳幼児や3歳までの子どもがかかる病気です。
むしろ5歳以上の子どもで発症することは非常に珍しいケースになります。
自然治癒で十分対処できる病気ではありますが、
脳炎や脳症、血小板減少紫斑病などの重篤な合併症を起こすことも稀ではありますが、
ありえますので注意が必要です。
☆突発性発疹って感染するの? |
突発性発疹はウイルスが原因の感染症なので、当然感染します。
感染力はインフルエンザなどに比べるとかなり低いですが、
発熱しているときはまわりの子どもが感染することもありますので、
気を配る必要があります。
突発性発疹はヒトヘルペスウイルスの6型および7型という二種類のウイルスが原因となって発症します。
基本的には一度感染すると抗体ができますが、6型と7型は異なるウイルスなので、
6型と7型とと両方の突発性発疹にかかることもあります。
確率的に高いのは6型になりますので、7型にかかることは珍しいです。
☆感染期間と潜伏期間は? |
ヒトヘルペスウイルスは6型も7型も、感染してすぐに発症するわけではありません 。
一般的にヒトヘルペスウイルスの潜伏期間は1週間~2週間と言われています。
そして、風邪のように鼻水や咳や喉の痛みといった前兆もほとんどなく、突発的に高熱が出ます。
☆子どもの突発性発疹の症状って? |
突発性発疹と言うだけあって、急に高熱が出ます。
上記でも言いましたが、主に乳幼児がかかる確率が高く、重篤になりにくい病気ではありますが、
合併症には気を付ける必要があります。
38℃~39度の高熱が3~4日続き、人によっては軽い咳が出たり下痢を伴う場合があります。
熱が下がってきたタイミングでお腹から全身へかけて発疹が現れます。
直径1~2㎝程度の赤い発疹は3~4日すると痕などもなく消えていきます。
水疱瘡のように強烈なかゆみはでないですが、
お風呂に入るなどして体温が上昇すると、痛みを感じることがあります。
☆まとめ♪ |
突発性発疹は小さいときに多くの子どもが感染する病気です。
一度感染すると抗体ができているので、大人になってから再発するということはほとんどありません。
また、発疹の痕もなく治りますので、あまり危険視する必要はないです。
ただ、通常よりも長く続く場合や高熱により痙攣などが引き起こされる場合も稀にありますので、
そういった場合は病院にすぐに連れて行ってください。
病院で適切な処置をして回復を待つことがなによりです。
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