(最終更新日:2016年11月24日)
関節リウマチはよく耳にする病気です。
過度の不安やストレスが誘因・誘発の原因ですが不安やストレスを感じることなく生活するのは困難です。
不安やストレスとうまく付き合って発症しないことが一番ですが早期発見早期治療で
リウマチの症状を和らげ進行を遅くすることはできます。
*そもそもリウマチって?
免疫系が自分自身の組織を攻撃することで起こる自己免疫疾患の1つです。
免疫は外部から体内に侵入してきた細菌やウイルスなどを攻撃して破壊しそれらを排除する働きを担っています。
関節の腫れや痛みは、免疫の働きに異常が生じたために起こります。
免疫に異常が生じると誤って自分自身の細胞や組織を攻撃してきて、それにより炎症が起こり、
関節の腫れや痛みとなって自分自身に知らせてくれます。
その炎症が続くと関節の周囲を虜こんでいる滑膜が腫れあがり、さらに炎症が悪化して、骨や軟骨を破壊していきます。
30~50歳代で男性よりも女性のほうが多く発症しますが(男女比1:4)60歳以降に発症する方も少なくはありません。
早期に発見、早期に治療すれば関節破壊の進行を抑制できます。
関節リウマチは、関節が破壊され、変形して動かなくなってしまう病気ですし
心臓・腎臓・肝臓などの臓器に悪さをし糖尿病・痛風などを発症しやすくなる恐ろしい全身病です。
最近の研究で関節徘徊は発症後の臓器から進行することが明らかになったので、
早期に発見して適切な治療を行えば症状をコントロールして関節破壊は止められなくても
進行を緩やかにすることができるようになりました。
朝の手指のこわばりや腫れ・痛みを感じ少しでもいつもと違うと感じ始めたらすぐリウマチ専門医に診ていただきましょう。
近くにリウマチ専門医のいらっしゃる病院がなければ整形外科受診で大丈夫ですよ。
*朝の手指のこわばりや痛み・腫れは起きてから30分以内くらいに出ることが多いので
朝の身支度や朝食の準備などで比較的早く気が付くことができますよね。
*リウマチに効く泉質は?
泉質との関係性 基本的に温泉の泉質と関節リウマチの症状に対する科学的な根拠はないようなのです。
ただし温泉の泉質には「硫化水素」や「二酸化炭素」のように血管拡張作用のようなタイプや、
より温熱作用を高めてくれる「熱の湯」ともよばれる塩化物泉などもあって
普通のお風呂と比較するとより身体を温めてくれる作用は期待できるはずですよ。
「〇〇温泉は、リウマチに良い!」のような情報もありますよね。
*温泉がリウマチになぜ良いの?
温泉が関節リウマチに良い理由を2つ。
1温熱効果:身体を温める事によって、血行を改善し関節の痛みを和らげてくれる作用があります。
2浮力による作用:水が持つ浮力によって身体にかかる負担を軽減させることにより、痛みをも軽減させてくれます。
温泉プールなどの場合は、身体も動かすことができるため 無理のないリハビリとしても効果的です。
*まとめ
・温泉への入り方 関節リウマチで温泉に入る場合の温度は、
ややぬるめの温度に長時間入ることが良いとされています。
具体的には38~40度程度の人肌よりちょっと高めの心地よい温度に、
15~20分程度の時間をかけて入るのが良いです。
温泉地の温泉には、やや高めの温度設定された対うのものも多いので注意が必要です。
また関節などが動かしにくい場合には 周り(浴室や浴槽の中など)に補助となる支えがあるか?
無理な段差や会談はないか?なども事前に調べてから行きましょう。
・温泉を使わないほうが良い場合 関節リウマチで温泉に入る場合いくつかの注意点があります。
1急性関節炎のようにまだ腫れが起こっている状態の場合には入浴しないでください!
腫れがひいて症状が落ち着いた段階になってから入りましょうね。」
2「発熱」「衰弱が進んでいる」「出血」「その他の病気がある」などのような場合にも入浴はやめましょうね!
実際に温泉を利用する場合には専門医(主治医)の指示に従って正しい方法で利用しましょう。
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