（最終更新日：2016年10月26日）
光熱費の一角を担うガス代、特に冬場は多くなりやすい費用です。
そこで、ガス代を安くしたい！
と考えた時、そこに実は意外な落とし穴があります。
今回はそもそもプロパンガス等の「ガスの種類」から、
ガス代の見直しをしてみようと思います。
Contents
賃貸アパートのプロパンガス事情とは？
まず、ガスには「都市ガス」と「プロパンガス」の２種類があります。
これは、物件の契約の際にも、ちゃんと契約書に書かれていますので、
自分の家がどちらを使っているかは、簡単にわかりますよ！
この二つの違いは主に「供給方法の違い」です。
（本当は成分も違いますが）
都市ガスは地中のパイプを通して供給しています。
プロパンガスは、業者が設置・交換するボンベから供給されます。
この時点で、人件費や管理費のために、プロパンガスの方が高くなるのは
予想できますね。
加えて、「公共料金」として価格の決まっている都市ガスに対して、
プロパンガスは「自由料金」価格の設定は各社の自由なのです。
そのため、物件選びの際に「都市ガスを使える物件」を条件にする人もいるくらいです。
しかし、賃貸アパート等の集合住宅に入居してからでは、これは中々、難しい問題になります。
なぜなら集合住宅では、ガスの供給元は大家さんが決めることが多く、
入居者個人でガスの種類を変更することはできないからです。
つまり、一度入居を決めた物件が高いプロパンガスを利用していた場合、
後からそれを、別の業者に代えることは不可能に近いのです……！
ガスを一番使うのは？
家の中でガスを使う場所は、キッチン、お風呂、人によっては暖房と、意外と多いのが事実です。
その中で、どれが一番ガスを使うのかは……正直に言いますと、かなり「人によります」。
料理好きで、長時間煮込み料理を作るような人なら、キッチンでのガス代は、かなりかかっているでしょう。
お風呂も、長時間のシャワーを浴びる人や、
沸かし直しをしがちな方は要注意です。
暖房は、ガスのヒーターをメインに使い、
一日中つけっぱなしにしていれば、やはりそれなりの金額がかかります。
（※一人暮らし用の狭い部屋なら、エアコンの方が安くなる場合もあります）
ただし、それぞれへの対策もちゃんとご紹介しますので、ご安心くださいね！
ガス屋に交渉してもいいの？
それでは、何気なく入居した物件のガスが、どうやら高いプロパンガスだった……
とわかったら、あなたはどうすればいいのでしょうか？
この時、プロパンガスの会社に「ガス代を安くしてください！」と直談判するのは、まず避けた方がいいでしょう。
そのガス会社と最初に契約しているのは、あなたの住む物件の大家さんです。
あなた一人、ガスの価格を引き下げることは、ガス会社の方でもできません。
（ガス価格プランの変更などは、してくれるかもしれませんが……）
なので、まずは物件の大家さんに話をしてみましょう。
「今、契約している会社のプロパンガスの価格は高く感じる。 別の会社に変更してはどうでしょうか？」
のように、相談の体で提案してみましょう。
手間はかかりますが、他の会社の資料なんかもあるといいでしょう。
それでも変更が難しく、高いガス代にも納得できない場合は、引っ越しを視野に入れてもいいかもしれません。
何せ、隣通し同じように立っているアパートでも、ガス会社の違いで光熱費が全然違う！
というのも、よくあることですので……
ガスをなるべく使わない方法とは？
ここまでお話したように、ガスの種類自体を見直すことはかなり難しいです。
引っ越しの時には、ガスの種類も気を付けて選ぶようにすることくらいでしょうか。
ということで、やはりまずはガスをなるべく使わないことで、ガス代を節約しましょう！
最初に、料理にかかるガス代は、調理時間を短くすることで大きく減らすことができます。
電子レンジ調理や圧力鍋など「ガスを長く使わない」よう気を付けると随分変わります。
次に、お風呂はやはり、浴槽を使うことをおすすめします！
実際、給湯器自体は大変効率よくお湯を沸かすことができる機器ですので、
お湯の流しっぱなしや沸かし直しをしないようにすれば、お風呂のガス代は減らせます。
そこで「溜め湯」でムダなくお湯を使える浴槽がよいのです。
今の季節、体も心から温まりますしね！
そして、暖房代でのガスの節約は、その日の気温から「今日は暖房無しでいいかな？」
を判断することから始めましょう！
ちょっと暖かい日は着る物を増やして、暖房の温度を下げるorスイッチを切る。
暖房を習慣的に使うこと自体を、見直してみるのはいかがしょうか？
ガス代０円！究極の方法とは？
もしも、ガス代がなかなか減らせず、光熱費節約の厳しさに疲れてきたなら、
もう一つの手段を考えてもいいでしょう。
それは「オール電化」。
少々強引ではありますが、ガス代を０円にし、上手くいけば光熱費を大きく、節約できる方法です。
一般に一人暮らしの場合は、昼間に家を空けることが多いでしょう。
すると、必然的に台所やお風呂で電気を使う時間帯は、遅くになってしまいがちですよね。
そこで目を付けたいのが、電気の「深夜料金」です！
これは、多くの電力会社で設けられているサービスで、深夜23時頃からの電気料金を安く設定するというものです。
これまでガスで賄っていた分を、この電気の深夜料金で支払うようにすると、
生活スタイルによっては、大変節約になりますよ！
プロパンガスの節約からオール電化まで、話が大きくなってしまいましたが、
生活していればどうしてもかかる光熱費、一度真剣に見直してみてはいかがでしょうか？
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