(最終更新日:2016年9月22日)
母乳育児をしていると乳腺炎に悩まされることもでてきます。
母乳がたくさん出る人の方が乳腺炎にかかりやすいので、おっぱいがいっぱい出るからと喜んでばかりもいられません。
かかると辛い乳腺炎、予防できることはできるだけやってみて、毎日赤ちゃんとの楽しい授乳タイムを過ごしましょう。
乳腺炎てなに?
乳腺炎とは、乳房にある乳腺に母乳が詰つまってしまって炎症が起こることです。
おっぱいにしこりができて、さわると痛くおっぱいが熱をもちます。
しこりだけではなくおっぱい全体が硬くなりカチカチになってしまうこともあります。
ひどくなると40度近い高熱がでたり、寒気がしたり頭痛などの症状が出ます。
母乳にも変化が表れ、白っぽい母乳ではなく黄色っぽい母乳が出ます。
こうなると、おっぱいが美味しくないので赤ちゃんが嫌がって飲むのをやめたり乳首をかんだりします。
どんなことが原因で起こるの?
乳腺炎になる原因としては食事、飲ませ方、きつい下着をつけているなどがあります。
■乳製品や油の多い食事
クリームやバターたっぷりの洋菓子や揚げ物などの油っこい食べ物を食べていると母乳がドロドロしてつまりやすくなります。
また、水分が不足しても母乳がドロドロしやすくなります。
■いつも同じ飲ませ方をしている
赤ちゃんを横抱きで授乳するのが楽で、いつも同じスタイルでおっぱいをあげていると乳腺がまんべんなく刺激されないので滞ってしまいます。
抱きやすいから、途中で赤ちゃんが寝てしまうから、という理由から片方のおっぱいしか飲ませていなくても詰まりやすくなります。
■妊娠前のブラジャーをつけていたりすると胸部が圧迫させて、血の巡りが悪くなっておっぱいがつまることもあります。
予防方法紹介!
乳腺炎の予防といえば「和食」中心にするのがオススメです。
みそ汁などの汁物をたっぷり飲むことはとても大切です。
具だくさんのみそ汁にすると、野菜もたっぷりとれるのでオススメです。
肉や油ものはできるだけ避けて魚を食べることも意識するといいでしょう。
和食中心の食事をして、お菓子もできるだけ和菓子にしていると、ドロドロではなくサラサラの美味しい母乳がでるので、赤ちゃんも喜んでいっぱい飲んでくれるはず。
また、母乳マッサージも毎日行うと良いです。
出典:https://kotobank.jp/image/dictionary/igakukatei/image/0797_1.jpg
産院などで出産に際しての資料をもらうことが多いのですが、おっぱいマッサージが紹介されていることが多いです。
おっぱいがつまるのが怖い、おっぱいの出をよくしたいという場合は毎日きちんとマッサージしてみましょう。
マッサージの時に、乳腺のつまっているところがしこりになっていて気づくこともあります。
そんな時はしこりに意識して、赤ちゃんにおっぱいをあげる角度を調整するといいです。
まとめ
おっぱいがたくさん出る人が乳腺炎になりやすいのですが、たくさん出なくてもおっぱいがつまることはよくあります。
妊娠中と同じく授乳中も食事内容には気を配って、卒乳までは自分が食べたいものを少し我慢しましょう。
ママと同じく、赤ちゃんも食事は美味しいほうがいいに決まっていますから、おいしいおっぱいをたくさんあげてくださいね。
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