(最終更新日:2016年9月12日)
白・みどり・ピンク
春らしい色合いの菱餅は、お雛様のお供えの定番です(^^)
実は歴史の古い「菱餅」。今回はこの菱餅についてご紹介します(^o^)/
ひな祭り菱餅の由来と意味は?
菱餅の始まりは、中国の上巳節(3月の厄払い)の行事で食べられていた母子草(ハハコグサ)餅が日本に伝わったものだったそうです。
(そういえば、ひな祭り自体も、中国の行事と日本の行事との融合でしたね(^^))
(引用 https://jp.pinterest.com/)
日本に伝わった時に、母子草よりもヨモギの風味の方が好まれたこと、
お餅をつく時に「母と子をつく」と忌み嫌われた事などから、
菱餅の緑色の部分は、日本ではヨモギが一般的になりました。
そうそう、今は3色が定番になった菱餅ですが、
最初の頃は白と緑の餅を交互に重ねて5段の菱餅を作っていたんだそうですよ(^ω^)
明治時代になってクチナシでピンクに色つけするようになり、現在の3色になりました。
菱形の意味は?
特徴的な菱餅の形になったのにも諸説あります。
元は三角だった説
元は三角系のお餅をお供えしていたが、植物としての菱の繁殖力の高さから長寿・子孫繁栄の願いを込めて菱形にした。
家紋をかたどった説
(引用 http://www.meizan.co.jp/)
小笠原流(礼儀作法の流派で知名度が高い流派)として知られる小笠原氏の家紋「三階菱」をかたどった。
足利家の習慣説
室町時代の将軍・足利家の正月は、紅白の菱形の餅を食べる習慣があり、宮中に取り入れて草餅と重ねるようになった。
他にも“心臓の形”説なんていうのもあります。
本当のところはどうなんでしょうね?
食べ方に決まりはある?
菱餅ってどうやって食べるか知っていますか?
お雛様に付いてくるお飾りのプラスチックの菱餅しか知らないって人も・・・?;
実は、私も食べたことがありません(^^;
そこで“正しい食べ方”っていうのを調べてみました!
「角が立たないように丸く生きよう」
ということで、角をちぎって丸くしながら食べるのが正しい食べ方
でも、本物の菱餅は乾燥した固いおもちなわけですから、そのままちぎって食べるってわけにはいきません。
フツーに、お正月の切り餅を食べるように食べれば良いのだそうです。な~んだ(笑)
(引用 http://www.amazon.co.jp/)
○薄く切って焼く(お醤油味・ぜんざいに)
○お吸い物に入れる(お雑煮)
○水にくぐらせて電子レンジでチン!(きな粉など)
丸ごと調理はできませんから、少しずつ切っていただくことになります。
縁起の良い食べ方をしたかったら、この時に、角を落とすように切るのがいいかもしれませんねo(^^)o
地域で違うひな祭りの和菓子♪
地域によって、ひな祭りにいただくお菓子はいろいろ♪
「お嫁に行って初めて知った~~」って方も多いのでは?
【愛知・おこしもち】
(引用 http://www.waltz.co.jp/index.html)
おこしもん、おこしもの、おしもんなどとも呼ばれます。
熱湯でこねた米粉を鯛や扇などの木型に入れて成型し、蒸し上げた和菓子です。
【京都・あこや餅】
(引用 http://www.kyoto-saryo.jp/)
引千切(ひちぎり)とも呼ばれます。
餅(白餅やよもぎ餅)と餡(つぶ餡・こし餡)で作られる和菓子。
【佐渡・しんこ】
(引用 http://www.ameba.jp/)
おこし型(しんこ)愛知の“おこしもち”と同じような見た目ですが、違いははあんこが入っていたり、生地に甘味がついていろところ。
(引用 http://www.ameba.jp/)
やせうま(しんこ)お餅版“金太郎飴”といったところ。
白餅と色をつけた餅で花などの絵柄を作り、蒸し上げたものです。
【金沢・金花糖】
(引用 http://www.spacelan.ne.jp/)
砂糖をとかして木型に流し込み、鯛や桃、竹の子などの形を作り、鮮やかに色付けたもの。
ひな祭りは、お雛様を飾るのも楽しいですが、美味しいお菓子や、ひな祭りならではの料理があって、ウキウキします(*^^*)
子供達と、ひな祭りメニューを囲んで季節の行事を楽しむのもいいですね♪
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