(最終更新日:2016年9月2日)
節分が終わると、女の子のいる御家庭では
「そろそろお雛様を出さなくちゃ」という話になりますね(*^^*)
私も小さい頃は、毎年この時期は納屋にしまってあるお雛様の入った箱を開けるのを楽しみにしていました。
結婚し、娘にも恵まれ、実家から娘用の「お雛様」も買ってもらいました。
当たり前のように毎年女の子のお祝いとして過ごしてきた「ひな祭り」。
実は、とても長い歴史があります。
ウチの娘ももう小学生。
今年は一緒にお雛様を飾りながら「ひな祭り」の由来を教えてあげたいと思っています(^ω^)
ひな祭りの意味は?
「桃の節句」とも呼ばれる“ひな祭り” 現代はお雛様を飾り、
桜餅やうぐいす餅をお供えしたり、白酒・ひなあられを食したり、
女の子の成長をお祝いする日になっていますね。
(引用 https://jp.pinterest.com/)
3月3日になったのは江戸時代に入ってからです。
徳川幕府によって5節句が制定されました。
その中の一つが「上巳(じょうし)の節句」つまり「桃の節句」です。
他には「人日の節句」(1/7)別名(?)
“七草粥の日”といったほうがわかりやすいですね。
お正月の終わりに邪気を払って1年の無事を祈り「七草の入った粥を食べる」という風習。
「端午の節句」
(5/5)こちらはもお馴染み男の子のお祝い。立身出世を願います。
「七夕の節句」
(7/7)中国の“織り姫と彦星の伝説”が有名ですが、日本にも“棚機つ女(たなばたつめ)”の伝説があります。
「重陽の節句」
(9/9)“9”という数字は非常にめでたくこれが重なる日に、
菊を飾り邪気を払って長寿を祈るという中国の風習が元になっています。
ひな祭りの由来は?
ひな祭りが現在の形になるまでには、大きく分けて、2つの「風習・行事」が結びついています。
<その1>
ひな祭りのルーツは、3世紀頃の古代中国にさかのぼります。中国では「季節の変わり目は災いをもたらす邪気が入りやすい」と考えられていました。そこで、3月初旬の上巳の日に禊(みそぎ)を行って、邪気を祓おうとしたわけです。これが日本の禊の神事と結びつき、天皇をお祓いする儀式から宮中行事へと発展していったのです。和紙や草木で形どった人形を川に流す「流し雛」という風習は、現在でも受け継がれている地域があります。お祓い人形に見に降りかかる厄災と穢れを移して、水に流し、清めようというのです。
(引用 https://jp.pinterest.com/)
<その2>
平安時代位の頃に、貴族階級の幼女が天皇の御所を真似て作った御殿や「ひいな」という可愛らしい人形でおままごとをする「雛遊び」が流行りました。お供えをしたり調度を飾ったり・・・その様子は源氏物語や枕草子にも描かれています。時代とともに人形作りの技術が発展し、雛人形は流すものから遊ぶもの、そして飾るものに変化していきます。作られる人形が豪華になっていくほどに、上流階級では、「内裏雛(だいりびな)」だけだったものが、三人官女・五人囃子・右大臣/左大臣・調度品・・・と、どんどん増え、嫁入り道具には、豪華7段飾りを!と、婚礼の様子を模したものが用いられるようになっていきました。そして、とうとう、若い娘の嫁入り道具だった“お雛様”は、家に女の子が生まれると「初節句」として、購入されるようになりました。
この子に災いが降りかかりませんように、お雛様のように美しく成長して幸せになれますように!
簡単に子供に伝える説明は?
意外と複雑な経緯をたどって現代まで伝えられた「ひな祭り」。
子供に簡単に説明すると言っても、どうしましょう・・・?
子供の年齢(理解力)によって、伝える量を調整する必要がありそうです。
(引用 https://jp.pinterest.com/)
<ひな祭りの由来~大事なポイント♪>
○昔々は、髪や草木で作った人形に困った事(災い)を代わってもらえるようにお祈りして川に流していたのよ。
○昔の子供もお人形遊びやおままごとが好きだったみたい。今のように飾るためのお人形じゃなかったから、おままごとに使っていたのね。
○ひな祭りは子供の成長と幸せを願う日なのよ。
ひな人形は子供の身代わり?
昔から人形には魂が宿ると言います。
雛人形のことを調べていて、始めは災いの身代わりになってもらう“ヒトガタ”なんて、
なんだかちょっと切ないなぁ~と思ったのですが、
それは現代で(それなりに)幸せに生きていられるからなのでしょうか。
(引用 http://www.catherine-store.com/)
いやいや、親が子供の幸せを願う気持ちは、いつの時代も同じ。
現代は飢饉や疫病がなくなった代わりに、
難病、貧富の差や学力格差、環境問題etc…心配事は尽きないです(>_<)
子供には健康で幸せになって欲しいものです(((^-^)))
コメントを残す