(最終更新日:2016年8月31日)
小学生になってくるとなんでも自分で出来たり様々な知識が多くなります。
しかしその一方で、『嘘』をつくようにもなってきます。
自分にとって都合の悪いことは平気で嘘をつけるようになってくるのです。
この嘘は子供にとっていったいどういうものなのか。
本人は嘘をつくことによってどういう気持ちでいるのかを読み取っていきたいと思います。
Contents
低学年が嘘をつく理由とは?
低学年の子が嘘をつくのには脳の発達の原因があります。
小学生になったとはいえまだまだ幼い子供です。
このころの子供の脳は現実の世界と妄想の世界との区別がはっきりできていないそうです。
例えば、「勉強はやったの?」と聞いても子供自身は宿題や勉強をやった。
という風な妄想の世界が影響してくるので、
してもいないのについ「うん、やったよ。」と嘘を言ってしますのです。
こういう時、親は怒らず冷静に対処してあげましょう。
怒ると嘘を貫き通したりして逆効果になってしまう場合もあるのでご注意してください。
すぐにわかる嘘をつく理由とは?
子供は嘘をついている時点で、「これは悪いことなんだ。」と分かっているはずです。
「正直に言ってしまったらお母さんやお父さんに怒られてしまう。」と子供の心にそんな心理が働いています。
怒られたくないがために嘘をついてしまうのです。
こんな時には、お子さんの行動をよく見てあげると分かるかもしれません。
親の目を見て話さなかったりなんだかソワソワしていたら怪しいです。
そういう時はきちんと話し合ってみましょう。
話をちゃんと聞いてあげるだけでもスルスルと本当の言葉が出てくるかもしれません。
叱るのではなく話を聞くこと!
「子供は正直だ。」という言葉を聞いたことがあると思います。
しかし嘘をついてしまっている以上、どうしてそんな嘘をついたのか聞き出さなければなりません。
こういったときにはきちんと『話』を聞いてあげましょう。
子供の目を見てゆっくり話しかけてあげれば自ずと本当のことを言ってくれるはずです。
そこで、親も子供が本当のことを言ってくれたのです。
そのあと叱らずに
「よく言ってくれたね。」
「偉いね。」
と褒めてあげる事も大切です。
それを続けてあげれば、自然と嘘をつかなくなってくると思いますよ。
相手の気持ちが読み取れない低学年には?
(引用元:https://encrypted-tbn2.gstatic.com)
小学生低学年の頃はまだ自分以外の人の気持ちはイマイチよくわかっていません。
嘘をついてしまったら相手がどう思うかなどは気にしません。
そういう時にこそ、大人が教えてあげる事が大事です。
嘘をつくと相手側はとても悲しい気持ちになることや自分のことを信じてもらえなくなることなど、
教えられることはたくさんあります。
ここでも
「叱らず」
「怒鳴らず」
「ゆっくりと」
話し合ってください。
親が真剣に話してあげると子供はきちんと聞いてくれます。
まだ低学年だからとあきらめずに話してあげてくださいね。
サラッとながしてしまうこともアリ?
子供の嘘はちっぽけなものです。
嘘をつくことは悪いことと教えなければなりませんが、時としてながしてしまうこともアリだと思います。
『嘘も方便』という言葉もあるくらいです。
その子にとってその時に嘘をつかなければいけなかったのだと思うことも大切なのかもしれませんね。
また、人は自分を良く見せたがる生き物です。
子供はその感情が強く、親に対しては一段とその思いが表に出てしまうようです。
良く見せるためには嘘ぐらい平気でついてしまうのです。
そのことを分かったうえで子供の話を聞いてあげる余裕も必要なのかもしれませんね。
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