(最終更新日:2016年8月11日)
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おたふく風邪の予防接種は任意
おたふく風邪の予防にワクチン接種というのは有効な手段の一つです。
ただ日本では任意接種になっていますね 、理由は副作用で無菌性髄膜炎が高い割合で発生したためですが、
それについては後で詳しく述べます。アメリカの小児学会では中学校入学までに2回接種することを推奨しているそうです。
日本では毎年6万~25万人が発症しますが、2回接種しているアメリカでは年間300人以下という発症数なんだそうです。
世界に目を広げるとワクチンの2回接種を推奨しているのは117か国のうち110か国もあるんです。
予防接種のおすすめ時期と回数は?
予防接種が可能になるのは1歳を過ぎてからです。
おたふく風邪にかかった年齢は4~5歳が多く、次いで2~3歳、6~7歳の順です。
集団生活に入る時期というのは各家庭で様々なので、集団生活に入る前に接種するのが望ましいかと思います。
おたふく風邪の生ワクチンは免疫が大変つきやすいといわれています(約9割が有効)が、それでも100%ではありません。
徐々に免疫が低下する、という例もあるようで、世界的には75~91%の効果と言われているようです。
幼少時に接種するならワクチンの有効性が落ちやすいので、基本的には2回接種が望ましいようですね 。
費用はどのくらいかかる?
最初に話した通り、おたふく風邪の予防接種は、日本では任意の予防接種なんです。
つまり、費用は病院によってまちまちなんですね。
大体5千円から7千円が目安のようですが、これは自分の住んでいる町のお医者さんに直接問い合わせて確認をするのが一番ではないでしょうか?
ちなみに私は金額を重視してしまう傾向にあることは否めません なので、
何軒かの病院に電話をし、最安値で接種する場所を決めるても良いと思われます。
(引用元:http://www.bing.com)
副作用はあるの?
実は昔はおたふく風邪・麻疹・風疹の三種混合の予防接種が定期接種に組み込まれていました。
ところが1200人に一人の高い割合で無菌性髄膜炎が発症したため、現在では任意接種になっています。
では接種しないほうがいいのか?と思いますよね ですが、ウイルスを弱毒化してワクチンを作っているので、
自然にウイルスで感染するよりも症状が軽いというのがワクチンの魅力ではあります。
ワクチンで1200人に一人の割合で無菌性髄膜炎が発症すると先ほど書きましたが、自然のウイルスでおたふく風邪にかかった場合、
無菌性髄膜炎は10~20人に一人なのでワクチンのほうが発症頻度は少ないといえます。
また自然感染の場合1万5千人に一人といわれる難聴は、予防接種の副作用で発症するのは
非常に少なく数十万人に一人程度、といわれているんです。
(引用元:http://www.bing.com)
同時接種は安全?
日本では同時接種に対する考え方があまり進んでないように思います。
アメリカなんかでは6種同時なんかもあるみたいですよ。
同時接種で心配なのは予防接種の成分に対するアレルギー反応のアナキフィラシーでしょうか。
子供の予防接種は何種類でも同時接種可能で副反応のリスクが高まったり複合してより症状が重くなることもないそうです。
ただおたふく風邪のワクチンは単体のほうが抗体陽性率は高いそうです。
どちらにするかはかかりつけのお医者さんとよく相談されるのがいいと思います。
まとめ
おたふく風邪では、特効薬というものが存在しません。
一般的な細菌やウイルスに対する予防(うがい、手洗い、マスクなど)をする以外に有効なのは
予防接種になると思います ただ、自然感染よりもリスクが少ないといえど
副作用があるので、かかりつけの病院でよく相談をし、接種することをお勧めいたします。
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