(最終更新日:2016年8月2日)
私が子供の頃は、炒った大豆を「鬼は外~福は内~!」と叫んで、鬼のお面をかぶったお父さんに向かって投げたものです。
そして、数え歳(実年齢プラス1個)の豆を食べて「みんな元気でまた一年過ごせますように」と祈願しました。
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豆まきは食べ物を粗末にしていないのか?
ところが! 最近は「豆まきは、食べ物を粗末にするからダメ!」と考える家庭も多いらしい(>_<)
(引用 https://jp.pinterest.com/)
終わってから拾って食べれるように“落花生”や小袋入りの“豆”で撒くなんてお家もあるようです。
どうなんでしょう?
豆まきは食べ物を粗末にしていると思いますか?
豆まきの歴史は古く平安時代にさかのぼります。
その頃は現代ほど飽食ではなく、庶民は度重なる飢饉や疫病に苦しめられていました。
そんな中で行われていたのが「豆まき」です。
ちょっとでも食べ物が惜しい冬に大切な食料を使ってまでも
「鬼(食糧難や病)を退治したい」無病息災を強く願っていたのですね。
そんなお話を子供たちにしてあげたら、もっと普段の食べ物を大切にしようと思うかもしれません。
私は、豆まきは食べ物を粗末にすることにはならないと思っていますが、
どうしても気になる方は、もったいなくならない方法を考えるのも良いと思います(^ω^)
恵方巻きはいつから食べるようになった?
さて、話は変わって、現代の節分のメインになりつつある “恵方巻き”
こちらの歴史はわりと新しく、この名前で有名になったのは平成10年です。
「えっ!平成に入ってからなの?」
と驚かれた方も多いのでは?
私も、江戸時代くらいかな~~と思っていたので(笑)
(引用 https://jp.pinterest.com/)
それ以前は単に「幸運の巻き寿司」とか「丸かぶり寿司」という名で大阪を中心に食べられていたようです。
興味のある方は、過去の記事もご覧下さいね~(^^)/
いわしとひいらぎの由来は?
「鰯(イワシ)の頭を柊(ヒイラギ)の枝に刺したものを玄関に飾る」
(引用 https://jp.pinterest.com/)
この風習は、各地方で多少の違いはあるものの、全国各地で見られます。
平安時代には鰯ではなく“なよし(ボラ)”の頭を刺したそうです。
魔除けの意味合いが強く、“鰯を焼く臭いと煙で鬼を寄せ付けない” “柊の葉の刺が鬼の目を刺す”というのが一般的(^^)
中には“鰯を焼く美味しそうな匂いにつられて来た鬼の目を柊で刺す”という地方もあるそうですよ(*^^*)
そばを食べる地方もあり?
“年越しそば”と言えば、12月31日の夜を思い浮かべますね。
(引用 https://jp.pinterest.com/)
ところが、この風習は実は最近できたものらしい・・・。
江戸時代後期は節分に食べるそばを「年越しそば」と言っていたそうです!
これは、「節分が季節を分ける日」
つまり、冬と春の変わり目と考えて、春の始まり(立春)を1年の始まりとしていたのです。
だから、立春の前日の夜に食べるそばが「年越しそば」なるのですね(o^-^)
昔と今では暦が違うので、こんな曖昧さがおもしろい!
こんにゃくも?
「節分にこんにゃく???」
東北出身の私は、全く知りませんでした(^^;
“節分こんにゃく”は四国を中心に、全国各地で食べる習慣があるんだそうです!
なぜこんにゃくかと言うと、こんにゃくには食物繊維が多く、腸のお掃除にはもってこいですよね(^^)
これを「お腹の砂おろし」と言うんだそうです。
毒をさらい体内を清めるように、節分だけではなく、大晦日や大掃除のあとなどにも食べるんですって(*^^*)
節分の風習は、調べれば調べるほど面白いですねo(^▽^)o
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