(最終更新日:2016年7月4日)
寒い時期に流行するインフルエンザ。 その症状は大人でも辛いものです。
小さなお子様、特に赤ちゃんにその辛さを経験させたくはないでしょう。
インフルエンザワクチンは小さなお子様でも摂取することができるのでしょうか。 調べてみました。
Contents
インフルエンンザの予防接種は何歳から?
インフルエンザの予防接種は、生後6か月以上から受けることができます。
ただし、日本小児科学会は1歳以上からの摂取を推奨している為、 医療機関によっては1歳以上で定めているところもあるようです。
1歳くらいまでは抗体のでき方が年長児に比べ悪いことが知られており、 集団生活をしていない1歳未満のお子様には予防接種は勧められない ことが多いです。
赤ちゃんにワクチン接種する前に気をつけたいこと
ご存知の人もいるでしょうが、インフルエンザワクチンは製造過程で 鶏卵を用いる為、微量の卵成分が含まれています。
軽度の場合は接種可能と判断されることも多いですが、アナフィラキシーなどの 重篤な全身症状が出る人は摂取することができません。
赤ちゃんの場合、まだアレルギーがあるのかどうか判別がついていない場合も 多いことでしょう。
インフルエンザを検討されている人は、アレルギーについても確認をする ようにしてください。
インフルエンザの予防接種の年齢と回数とは?
インフルエンザの予防接種は任意であり、大人は1回、子供は2回が一般的です。
厚生労働省で推奨されているのは以下の回数です。
接種する時期が大切!その効果的な時期とは?
ワクチンの抗体ができるまでには約2週間かかるといわれています。
ですので、流行しはじめる2週間前までには受けておくのが賢明でしょう。
毎年11月中旬~12月頃に流行し始め、1~2月にピークを迎えるという データがでています。
したがって、10月下旬~11月初めには接種しておきたいですね。
2回接種を推奨されている年代のお子様は、1回目の免疫効果が出始めた頃に 2回目を摂取すると効果が増強されるのでよいとされています。
小さなお子様が2回接種を推奨されているのは、まだ抵抗力が弱く、 免疫力も大人より少ない為ですが、13歳以上の人でも心配な人は2回接種しても 問題はありません。
インフルエンザ流行時期にワクチン以外でできること
インフルエンザを防ぐのは予防接種だけでしょうか?
いえ、決してそうではありません。
日常の生活において少し気を付けるだけで予防はできるのです。
<うがい・手洗の徹底>
感染した人が咳やくしゃみを手で防いで、そのまま電車のつり革など多くの 人が触るところに触れる場面は多いはずです。
その手で自分の目、鼻、口に触れることにより感染してしまわない為にも、 うがいや手洗いは頻繁に行いましょう。
<マスクをする>
風邪をひいている人は咳やくしゃみで唾液が飛散することを防ぎます。 風邪をひいていない人も、他人の唾液の飛散を防ぐことができます。
きちんと手洗いしていますか?風邪・インフルエンザ予防は手洗から
<湿度をあげる>
インフルエンザウイルスは乾燥を好みます。 ウイルスの増殖を防ぐ為にも50~60%の湿度を保つように心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 小さなお子様がいるご家庭では、まず大人の人がインフルエンザを持ち込まない ということが最重要事項となるのではないでしょうか。
日頃少し気を付けるだけでも感染率は格段に下がります。
寒くなるシーズンは特に自己管理をしっかりとし、感染しないよう努めましょう。
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